こんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチの ゆかねぇ (@officeyuka) です。
ブログに限らず文章を書くという作業は、いきなりできるようになるものではありません。
それが長文ともなるとなおさらハードルが高く感じられてしまい、結局書くことそのものに挫折してしまうことも。
そんなとき、まず声に出して話してみると文章が書きやすくなることがあるのでおすすめです。
(※アイキャッチ画像は会話するキリンたち。)
目次
声に出して話すようになってから
私は以前からこのブログを続けていましたが、なかなか書き続けられないことが悩みでした。
「書こう」という気持ちで執筆画面に向かっても文章が浮かんでこない、まとまらない、だから完成できずに放り出す、ということを何度となく繰り返していたんです。
そんな私が毎日更新できるようになったきっかけは stand.fm (スタンドエフエム)という音声配信アプリで毎日話し始めたこと。
話している内容は取りとめのないことも多いですし、stand.fm はラジオに近い媒体なので基本的には一方的に話すだけです。
ところがそんな一方的な話を続けているうちに文章が自然と浮かぶようになり、今はこうしてブログも書けるようになりました。
考えてみると、昨今の情勢のおかげで人と直接会って話す機会が減り、おのずと「話すこと」が減っていた気がします。
しかも私は普段1人で仕事をしているのでなおさらでした。
「文章は頭の中で考えて書けばいいんだから話さなくても関係ないだろう」と思っていたのですが、実は話す機会が減ったことで思考能力が衰えていたのかもしれません。
そのことに気づいてから、stand.fm で話をするだけでなくできる限り他愛のない雑談もするようにしたり、気持ち悪がられない範囲(笑)で独り言を言ったりもしています。
声に出して話すメリット
文章を書くという作業は、音声入力でもしないかぎり頭と手を動かせばできることです。
だから「あえて声に出して話す必要はあるのか?」と思われる方も多いかもしれませんが、私は声に出して話すメリットは多いと考えています。
あらゆる感覚を使うので頭に残りやすい
まず話すという行動はあらゆる感覚を使うので頭に残りやすいというメリットがあります。
話すときは口を動かしますし、その声を耳で聴きます。
声という振動は脳に響くことにもなりますし、身振り手振りが加わることでからだ全体を動かすことにもなります。
話している環境によっては匂いを感じることだってあるかもしれません。
このように話すときには五感すべてを使っているので、ただ考えて書くだけよりも意識への定着度が高いように私は感じています。
だから話したことが今すぐ文章にできなくても、あとで思い出して一気に書ける、ということもよく起こるようになります。
考えるスピードが早くなる
声に出して話すようになると考えるスピードが早くなるというのもメリットの一つです。
文章を書こうとすると、どうしても頭の中に思い浮かんだことを手で書く(もしくはキーボードを叩く)必要があります。
そして文字を書いたりキーボードを叩いたりするスピードは、間違いなく話すスピードより遅いです。
つまり話すことなく文章を書こうとすると、手の速度に思考スピードを合わせることになるのでどうしても考えるスピードが遅くなってしまうんですね。
その点、話すということは話すスピードに合わせて考えるようになるのでおのずと考えるスピードそのものが早くなってきます。
もちろん「じっくり考えて書きたい」というときもあるでしょうし、私も手を動かすことだってあります。
ただ、考えるスピードが早くなることで文章が浮かびやすくなることは事実ですし、文章の組み立ても早くなるというメリットはおおいにあります。
考えるスピードに手が追いつかなくなったから「指がしゃべる」と言われている親指シフトを習得するのも一つの手かもしれません。

自然と伝わりやすい文章を組み立てるようになる
声に出して話すことで自然と伝わりやすい文章を組み立てるようになるのも一つのメリットでしょう。
先にもお伝えしたとおり、声に出すと耳でも聴くことになります。
耳で聴いた情報は脳に伝わるわけですが、文章に整合性がないと自分自身で「あれ?」と違和感を感じるんです。
そして話しながら修正しようとするので、結果的にわかりやすい文章が出来上がってくるという仕組みです。
私は脳の働きについて詳しいわけではないので、感覚レベルでのお話であることはご容赦ください。
ただ話すことでおかしな文章に違和感を感じやすくなるので、文章を組み立てるときに自然と伝わりやすさを意識するようになったと私は感じています。
話しているうちに考えがまとまってくる
声に出して話す一番のメリットは話しているうちに考えがまとまってくることです。
頭の中のモヤモヤを誰かに聞いてもらっているうちに、なんとなく頭が整理されスッキリした、という経験をお持ちの方も多いでしょう。
それと同じで、文章も頭の中だけで「あーでもないこーでもない」と考えているだけではなかなかまとまってこないものです。
とりとめがなくてもいいからとにかく話してみる。なんでもいいから思いついたことをしゃべってみる。
そうすることで自分が思いもよらないことを考えていることに気づいたり、一見無関係だと思っていたことがつながったりします。
そうやって考えがまとまると、あとは文章にするだけなので作業がとてもスムーズに進むのです。
最後に
「話す」ということは実は生きていくうえですごく大切なことなのかな、と最近思っています。
それは文章を書くというときも同じ。
直接関係のない話でもどんどんしておくと、ある日突然文章としてつながることがよくあります。
文章を書くのに苦戦している方は、まず話してみるというのも一つの手かもしれません。