こんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチの ゆかねぇ (@officeyuka) です。
経験に勝るものはない。
私は常々そう思っているし、経験に裏打ちされた言葉には重みがあると考えています。
だからこそ経験談が語られた個人の発信には意味があると思うのです。
私が仕入れている情報
私はテレビも新聞も見ませんし、インターネットも受動的には見ません(Yahooなど勝手に目に入ってくるような情報は見ないということ)。
ではどういったものを読み、情報を仕入れているかというと、個人で発信されているブログや動画、音声などです。
なかでもご自身の経験を元に書かれた記事はじっくり丁寧に読みます。
その方がこれまでやってきたこと、うまくいったこと、いかなかったこと、そこから考えたこと。
そういったことが書かれていればいるほど参考になりますし、「では自分はどうなのか」と考える気づきをいただけます。
ときには自分と異なる考え方や行動があっても「なるほど、そういうやり方があるのか」と取り入れたり。
そっと心のなかで「師匠」と仰ぎ、常に自分の生き方を確認する道しるべとさせていただいているブログさえあったりします。
反対に、どこかのサイトの文章をつぎはぎしたような記事はすぐわかるし読もうとも思いません。たとえそれが個人による発信であったとしても、です。
私が発信するときに気をつけていること
読み手として個人の経験に基づいた発信を大事にしている一方、私自身もこのブログやstand.fmという音声配信アプリを通じて発信を続けています。

そして同じ発信をする身として、次のようなことに気をつけています。
経験していないことは語らない
当然と言えば当然なのですが自分が経験していないことは語らないようにしています。
ものをおすすめする記事は自分が使い込んだものしかご紹介していませんし、書評も自分が腹落ちした本しか書いていません。
しかも最近は「行動に移していなければ意味がないよな」と思い、書評記事を書くことさえやめています。

習慣化に関する記事がその最たるもの。
習慣化が苦手だったからこそたくさんの本を読みましたが、実際に行動し、失敗し、自分の血肉になったからこそ今こうして記事が書けています。
たしかに、経験してから書くとなると時間はかかります。あっちこっちの記事からコピペして記事を作ったほうが楽ですし簡単です。
でもそんな記事は簡単に見破られますし、自分でも書いていて楽しくありません。
たとえ時間と労力がかかったとしても「経験」をなにより優先させるようにしています。
そのためにたくさんの経験をするようにも。
自分の言葉(表現)を使う
次に、発信するときには自分の言葉(表現)を使うように気をつけています。
再三お伝えしているようにコピペなどはもってのほか。どうしても必要なときに引用をさせていただくことはあっても、できるかぎり自分の言葉で書くようにしています。
この「言葉」というのは、イントネーションがどうとか言い回しがどうとか、そういう類のものではありません(音声配信では関西弁丸出しでしゃべっていますがそういうことではない)。
言葉に思いを込めるというか、自分が常日頃頭の中で考えたり感じたりしていることを言葉にしていく、そんなイメージです。
たとえまったく同じ経験をしたとしても、人によって感じ方、伝え方は全然違います。
経験を通して私が感じたこと、それを言葉にするように意識しています。
「こんなことを発信して役に立つのか」と考えない
最後に、発信するときには「こんなことを発信して役に立つのか」ということは考えないようにしています。
もちろん自分の発信が誰かの役に立ってほしいし、そういった思いがないわけではありません。
ただ「役に立つ記事を書こう」と思ってしまうと力が入りすぎますし、そういう記事はたいていうわすべりしてしまうものです。
下手をすると気にしすぎて発信そのものができなくなってしまうことだってあります。

自分にとっては当たり前のことも相手にとっては目からうろこであることも多いし、その逆もしかり。
ということはどんな些細な経験であってもどこかの誰かにとっては必ず役に立っているはずなのです。
実際に思いもよらない記事を読んでお問い合わせをいただいたり、「すごく役に立ちました」とコメントをいただいたりすることもます。
ただしこれも経験に裏打ちされた発信であるからこそ。
そのうえで「こんなこと」と思わず、どんな経験も発信するように心がけています。
最後に
「個の時代」と言われることが多くなり、発信手段を持つ方も増えました。
その一方で「こんなことを発信していいんだろうか」と躊躇している方も多いように感じています。
だけどその人の経験はその人だけのもの。そしてその経験から学び取ったこともその人だけのもの。
それは必ず、どこかの誰かにとって力になるはず。
ぜひ臆せず発信をしていただきたいな、と思います。