こんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチの ゆかねぇ (@officeyuka) です。
「思います」の呪縛、と聞いてピンとくる方はなかなかいないかもしれません。
ところが私は、ブログを始めてからずっとずっと「思います」に囚われ続けてきました。
「〜と思います」は使ってはいけないという呪縛
私はこのブログの前にもブログを運営していたことがあります(もう5年近く前の話で、今は閉鎖しています)。
当時は染谷昌利さんの「ブログ飯」という本が流行って(?)いて、私も「ブログで飯を食うぞ!」と息巻きブログの勉強をしたりオンラインサロンに入ったりしていました。
そして、そのときに散々見聞きしたのが次のようなことだったのです。
ブログは役に立つ情報を伝える場所。
「〜と思います」なんて自信のない表現を使ったら読者が不安になるだけだし、ましてや信頼してもらえない。
だから語尾は必ず「です」「ます」の言い切り口調で書け!
たしかに言っていることはもっともだし、私が読み手であっても言い切ってあったほうが信頼できる面はあります。
だからこそ私は「〜と思います」は絶対に使ってはいけないと信じ込んでいました。そしてもちろん絶対に使いませんでした。
このルールは今のブログにも引き継がれていて、ずっとずっと頑(かたく)ななまでに「〜と思います」を使わずに記事を書き続けてきたのです。
でも・・・。
本当のことを言うと、とても書きづらかったです。苦しかったと言ってもいいぐらい。
たとえば私も書いている法律関連のことや事実に即したことなど、間違いなく答えが一つしかないものなら断定口調でもいいかもしれません。むしろ断定しなければならないでしょう。
だけど世の中の多くのことは「マルかバツか」で割り切れるものではありませんし、人によって見方が違うのが当然の話。
ましてや自分が日々考えていることなんて100%主観でしかありません。
それなのに「言い切らなければならない」というルールに縛られ、いつのまにか書こうと思ったこと、書きたいと思ったことがどんどん書けなくなってしまっていました。
ブログは思いを伝える場所
「〜と思います」の呪縛が解けるきっかけとなったのは音声配信です。
今、私はstand.fm(スタンドエフエム)という音声配信アプリを使って日々声での配信を続けています。
参考 ゆかねぇラジオstand.fm配信は基本的に原稿もほとんどなしで一発撮りをし、修正もしていません。頭に浮かんだことをそのまましゃべっているだけです。
するとどうなったかと言うと、自分でも思いもよらない言葉が出てくるようになりました。
おそらく私が日々考えていることが口をついて出てきているのでしょう。そしてその感覚がとても心地よかったのです。
でもそれって、実はブログも同じでは?と思いました(やっと「思いました」の解禁です!)。
ブログだって思いを伝える場所であることに変わりはなく、日々考えていることが口ではなく指を伝(つた)って出てくるだけの話です。
ましてやこれからは、情報そのものよりも「誰が発信したか」が大切になってくる時代。つまりその人がどう考えているかが大事になってくるわけです。
だったら堂々と「思います」と言い切ればいいじゃない。やっとそう思えるようになったのです。
まとめ
「思います」の呪縛は私だけが囚われていたことかもしれません。
ただ、ブログを書きたいと思っていても「こんなこと書いていいのかな」「私の独りよがりじゃないかな」と「思いを発信すること」自体をためらっている人はいるでしょう。
大丈夫。どんどん発信していいんです。
むしろそんな「あなたの思っていること」を知りたい人が世の中にはたくさんいるんです。
だから私も、これからは自信をもって自分の思いを伝えていこうと「思います」。