こんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチの ゆかねぇ (@officeyuka) です。
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ふとしたきっかけで、もしくは切実な思いで、人は継続したい目標を立てることがあります。
そんなとき、ついつい壮大な目標を立ててしまい、結果的に続けられなかったことはありませんか?
私はずっとそうでした(苦笑)。
でも試行錯誤を続けた結果、初めの一歩のハードルをとことん下げることで様々なことが継続できるようになったんです。
そこでこの記事では、続けたいことがあるのになかなか続かない方のために、初めの一歩のハードルを下げることの大切さをお伝えしていきます。
目次
続けられなかった原因
私はかつて「やろう」と決めたことがまったく継続できない人間でした。とにかく「コツコツやる」のが大の苦手だったんです(今でも得意ではない)。
そのことで何も困らなければ問題はなかったのですが・・・。
あるときふと、「継続できていない=積み上げているものが何もない」という事実に気づき愕然としたのです。
そして「これではダメだ、真剣に『続ける』ということについて考えなければ」と思い、自分が続けられない原因とどうしたら続けられるようになるかについて必死で考えました。
そこでわかったのが、立てた目標が大きすぎるうえに最初から完璧にこなそうとした結果、ことごとく挫折していたということです。
言ってみればいきなり「フルマラソンを走るぞ」と決め、42.195kmを走ろうとしたようなもの。できるわけがないんです。
ではどうすれば続けられるのか。
私が考えたのは最初のステップをできるかぎり小さく低くすることでした。
ハードルを下げて続けられるようになったこと
とにかく、呆れるぐらい最初のハードルを下げて下げて下げまくる。
あまりにも低すぎて「恥ずかしい」と思ったりもしたのですが、ハードルを下げまくったおかげで結果的に多くのことが続けられるようになりました。
早起き
私はもう何年も「4時起きするぞ!」と思ってはことごとく挫折していました。
原因は結局、いきなり30分、1時間と起床時間を早めようとしていたからなんですね。
だから5分ずつ起床時間を早めていくことにしました。しかも1週間ずつぐらいのペースで、ちょっとずつ。
すると不思議なもので身体が徐々に慣れていき、いつのまにか4時前に目が覚めるようになり、今では目覚まし時計がいらなくなってしまいました。

筋トレ
生まれてこのかた筋トレなどしたことのなかった私が筋トレを始めようと思った理由は、身体の衰えを感じ始めたからです。
とはいえ子供の頃から運動が大の苦手だった私。お恥ずかしいことに最初は腹筋が3回できませんでした(恥ずかしい…)。
本やインターネットに書いている「10回×3セット」なんて夢のまた夢。それでも「3回でもできたら良しとする」と決め、じっと続けることに。
今となっては10回×3セットもこなせるようになり、筋トレしないとなんだかムズムズして「筋トレしたい!」と思うまでになりました。
読書
本はかねてから読んでいたものの、フォトリーディングを習ったのをきっかけに「毎日読みたい」と思うようになりました。

そこで立てた目標が「1日1冊本を読む!」というもの。
・・・いきなりできるわけがないんです。だからあっという間に挫折してしまいました。
そこで「1日10分だけは本を読もう」とハードルをグッと下げることに。
その結果、スキマ時間をうまく活用することもできるようになり、平均して30分ほどは読書の時間を確保できるようになりました。
ブログ
ブログこそ、続けられなかった習慣の最たるものです。
書きたいのに書けない。なぜか書けない。そんな言い訳ばかりをしてずっと放置していました。
でもこのままでは永遠に書けなくなると思い「なんでもいいからとにかく書く」ことにしました。
完璧さも、SEO対策も、多少の誤字脱字も、論理的な矛盾も、もういい。とにかく書く。書かなきゃ始まらない。
それぐらいの思いで毎日パソコンに向かった結果・・・。
あれほど書けなかったブログが毎日書けるようになったんです!
このことは自分でも一番驚いているし、一番嬉しいことです。
最初のハードルは低ければ低いほどいい
ここまで、最初のハードルを下げまくることで続けられるようになった事例をいくつかご紹介してきました。
では、なぜ物ごとを始めるときの最初のハードルは低ければ低いほど良いのでしょうか。
0(ゼロ)→1が何よりしんどい
物ごとはなんでも、0(ゼロ)から1にするときが何よりしんどいです。
車が動き出すときを思い出していただくとわかりやすいでしょう。
止まっている状態の車を動かすには、アクセルをぐーっと踏み込んで徐々にスピードを上げていかなければなりません。
反対にある一定のスピードまで達したら、車は勝手に走ってくれるようになります。
人間も同じです。
「よっこらしょ」と動き出すまでがしんどいわけで、右足を出してしまえば自然と左足が出るようになります。
その一番しんどい最初の一歩を出しやすくするために、最初のハードルを下げる必要があるのです。
達成感や自己肯定感、成功体験を積み重ねやすい
最初から途方もない目標を設定してしまうと、当然すぐにできるようにはならないのに「やっぱり私はダメなんだ…」と自分を否定してしまいがち。
でも最初のハードルを低く設定すると「私にもできた!」という達成感を得られやすくなります。
この気持ちは自己肯定感につながり、自己肯定感が増すと自信を持って次のステップへ進んでいくことができるようになるのです。
小さな成功体験を積み重ねていくと、気づけば大きな成功に結びつきます。
その小さな成功体験を得るために、最初のハードルはできるだけ下げたほうがいいのです。
やる気ほどあてにならないものはない
何か物ごとが続かないとき、「やる気が足らないからだ」と思っていませんか?
「やる気があればなんでもできる」と信じていませんか?
残念ながらやる気ほどあてにならないものはありません。私もやっと気づきました。
しかもこのことは脳科学的にも証明されていて、やる気が出るための脳のある部位はやり始めないと活動しないのだそう。
だからこそ、やる気がなくても始められる仕組みを作らなければならないのです。
それが最初のハードルをできるだけ下げるということ。
何も考えなくてもできるぐらいのハードルにすることで、自分自身が勝手に動くようにしていく必要があるんですね。
最後に
続けるということはとても大変です。続けることが大の苦手な私だからこそ痛切にそう思います。
でもそんな私でも、初めの一歩のハードルをとことん下げることでいろんなことが継続できるようになりました。
「そんなこと誰だってできる」ぐらいの小さな小さなハードル。
そのハードルを越えていくことが、いつしか大きな目標へとつながるはずです。