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「1回限り」の方が身に付くこともある。学ぶときにライブ感を大事にするメリット

こんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチの ゆかねぇ (@officeyuka) です。

勉強や習慣など、何度も何度も繰り返すことで初めて身に付くものは世の中にたくさんあります。

でも場合によっては「1回限り」を意識することでより身に付いたり、頭に入ることもあり使い分けが大切。

学ぶときにライブ感を大事にしたほうがいい場合、そしてそのメリットを考えてみました。

「もう1回」の罠

以前は「セミナー」と言えば会場に出向き面と向かってお話を聞くのが当たり前でしたが、今は状況もすっかり変わり、オンラインでのセミナーが主流になりつつあります。

そのオンラインセミナーも、URLが送られてきてそれを見ればOKだったり、後日アーカイブ動画が送られてきたりと「いつでも何度でも見られる」ものが多いです。

これらは自分が好きなときに好きな場所で好きなだけ見ることができるので、本当にありがたい時代になりました。

ただ、つい陥りがちな罠が「あとでもう1回見ればいいか」と思ってしまいがちな点。

ちょっと気が逸れた、わからないことがあった、家族に声をかけられた、宅急便が届いた…。

こんなときに「ま、いいか、あとでもう一度見て復習しよう」と思ってしまうんですよね。

じゃあ後で見るのかというと、ほぼ見ない(苦笑)。よほど気に入ったり「ためになった」と思うものは繰り返し見たり聞いたりするけれど、それ以外のものは保存しておいて見たためしは私はほとんどないです。

そのくせ内容をしっかり理解し、自分に落とし込めているかというとそうでもない。

つまり「もう1回見れる」が逆に働いてライブ(生)のときに集中しきれていないわけです。

このことは読書のときにもよくある話です。

読み始めたはいいけど「ちょっとわかりにくいな」と思った箇所があったとき、「あとでもう1回読もう」と思ってさらりと流し、本棚にしまってしまう。

するとまず読まないです(少なくとも私は)。

反対に立ち止まって考えたり、自分と照らし合わたりした本は、1回きりの読書でも心に残っていたり行動に活かせていたりします。

「もう1回」の罠はここにも潜んでいるんですよね。

「1回限り」を意識するメリット

何度も繰り返せることにもメリットはたくさんあります。

そんななかであえて「1回限り」を意識するメリットはどんな点にあるのでしょうか。

メリット① 集中できる

「1回限り」を意識する一番のメリットは集中力が高まることでしょう。

好きなアーティストのライブやスポーツの試合などが良い例で、「この1回しかない」「聞き逃せない、見逃せない」となると、人は俄然集中します。

それが学びであってもおなじこと。

「この1回だけ」と思うことで集中力が増し、自然と内容の理解が深まっていくのです。

メリット② 貪欲になる

「1回限り」を意識すると貪欲になるというメリットもあります。

狩猟民族だったころの人間は、餌が手に入ると「次の餌にいつありつけるかわからない」と思って目の前の餌を食べ尽くしていたはずです。

その名残がきっとある(と思っている)私たちは、「次がない」と思うと貪欲になる生き物。

だから1回限りを意識することで「この1回しかないのだから一言も聞き漏らすまい」「1つでも多くのことを吸収しよう」となり、結果的にたくさんのことを吸収できるようになるんですね。

メリット③ 結果的に効率が良い

「1回限り」を意識する最大のメリットは結果的に効率が良いということです。

仮に「また見よう」と思ったものを後日見たとしても、単純に考えてかかる時間は 2倍 になります。

さらに 1回目 から時間が空けば空くほど前回学んだことを忘れていますから、思い出すことから始めるとさらに時間がかかってしまいます。

また一回で集中して学んでおけばすぐ実行に移して成果が出たかもしれないものが、その分遅れてしまうことにもなりかねません。

「もう1回やればいいか」とライブの状況を端折(はしょ)ってしまうと、そのときは効率的に思えるかもしれませんが結果的は非効率になってしまうのです。

勉強は繰り返しじゃないの?

ここまで読んでいただくと「え?勉強は何度も繰り返してやるものではないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

たしかにそのとおり。特に資格試験の勉強などは、同じ問題集やテキストを何度も何度も飽きるぐらい繰り返すことで身に付くものです。

ただやはり、その1回、その1問に対して「1回限りの真剣勝負」という気持ちで向き合うことはとても大切だと私は思っています。

どうしてもわからない問題や文章はありますし、そのときに解決できない問題もあります。

それでもその時点で出せる力をすべて出し切って問題と向き合うことで、理解できなかったものが徐々に理解できるようになってきます。

「常に試験本番の気持ちで」という表現は言い古されているとはいえ、「これが本番」という1回限りの気持ちを常に持ち続けることで身につき方も全然変わってくるはずです。

最後に

何度も見る、何度も読むこと自体は決して悪いことではなく、より理解を深めるために必要なことでもあります。

ただ「ま、いいか」の気持ちで後回しにするといいことは一つもありません。

どんなときも1回限りの真剣勝負の気持ちを忘れない。

自分の成長を加速させるために、ぜひ意識していただければと思います。