こんにちは、社会保険労務士・ギャラップ認定ストレングスコーチの ゆかねぇ (@officeyuka) です。
不安というものは、気づくとそっと心の隅に座っている厄介な存在です。
だからといって振り払おうともがけばもがくほど、まるで蜘蛛の糸のように絡め取られてしまったり。
そんな不安を取り去るには行動するしかないと思っています。
人はなぜ不安になるのか
このやり方で合っているのだろうか。
自分が選んだ道は正しかったのだろうか。
うまくいかなかったらどうしよう。
よほどの人でない限り、生きていれば不安にならない人はいません。
その感じ方に大小はあれど、あらゆる場面で人は不安を感じるものです。
ではいったいなぜ不安を感じるのでしょう。
実は不安ってまだ起こっていない未来のことに対して抱くものなんですよね。
「もし〜だったらどうしよう」というふうに「そうなるかもしれないけどならないかもしれない」ということを憂いているんです。
これがもし一度でも経験したこと、知っていることなら「こうなるだろう」と予測はつくのですが、未体験のものだと想像でしか考えられません。
そしてこの想像を頭の中で延々繰り返しているうちに不安は生まれてくるのです。
だから思い出してみてください。
不安を感じているときって目の前の現実が見えていないのではないでしょうか。
先のことばかり考え、地に足がついていないのではないでしょうか。
そうなんです。生きている今この瞬間から意識が離れてしまっているんです。
その離れた意識を現実に取り戻すために「今」行動する必要があるのです。
不安を解消する行動とは
未来に飛んでいってしまった不安という感情を解消するには行動するしかない。
そうはいっても本当に不安なときにはどんな行動を取ればいいかさえ思いつかないものです。
そこでここからは不安を解消するための具体的な行動アイデアをご紹介していきます。
行動アイデア① 考えていることを書き出す
不安を解消する1つ目のアイデアは考えていることを書き出すことです。
これはもう、今考えているありとあらゆることを紙に書く、片っ端から書き出しまくる、それだけです。
別に誰かに見せるものではありません。書き出せたら捨てればいいのでとにかく書いて書いて書きまくるのがおすすめです。
最初は漠然としか書けなくても、書き始めるとスルスルと感情が数珠つなぎになって出てきます。
すると不安に思っていたことは実は怒りだったとか、期待の裏返しだったとか、取るに足らないことだったとか、いろんなことが見えてきます。
結局、頭の中で考えているかぎり不安は目に見えず、実態がつかめないからよけい不安になるんです。
それを書き出してみることで自分の不安を客観視できるようになり、不安な感情と自分を切り離して考えることができるようになるんですよね。
この「考えていることを書き出す」という行動を取るだけで不安が解消されたりすることもあるぐらいですから、まずやってみることをおすすめします。
行動アイデア② 運動する
不安を解消する2つ目のアイデアは運動することです。
これはまさに現実的な行動。身体を物理的に動かすというものです。
不安を感じ、考えているときって、じっとしている(ときにはうずくまっている)ことがほとんどですし、身体はカチコチに固まってしまっています。
身体と心は密接につながっているので、身体が固まってしまえば心も固まり、まさに悪循環。
「不安すぎて動けない」という気持ちもわかりますが、そんなときこそ何も考えずに運動をしてみるのです。
私のおすすめは散歩。
散歩って絶対に前に進みますよね。後ろ歩きで散歩なんて普通しない(笑)。
この一歩一歩前に進むという行動を続けているうちに、いつのまにか身体も心もスッキリし気持ちが前向きになってくるんです。
そして「あれ?何が不安だったんだっけ?」とさえなることも。
一見不安の解消とは何の関係もない行動のように思えるかもしれませんが、騙されたと思ってやってみてください。効果は抜群です。
行動アイデア③ 不安なことそのものをやる
不安を解消するための一番大切な行動アイデアは不安を感じていることそのものをやることです。
このことは以前、資格試験の勉強に関する不安を解消するためのアイデアとしてもご紹介しています。

大人になってからの資格試験の勉強は背負っているものも多く、毎日が不安との戦いです。
でも結局は勉強の不安は勉強でしか解決しませんし、逃げずに立ち向かうことが大切なんです。
そしてこれは勉強だけに限った話ではなく、仕事もプライベートも、人生そのものもすべて同じこと。
不安に感じていることがあるなら、それをやることでしか不安は解消しないのです。
逆説的ですがやらないから不安になるわけで、やってみたら意外と簡単にできたりすることも多くあります。
もし仮に思ったような結果にならなくてもそれは失敗ではなく経験ですし、次回同じような場面に遭遇したとしても不安になることはないでしょう。
やってみなければわかりません。
やらずに不安を抱え続けるぐらいなら、飛び込んでみたほうがきっとずっと楽なはずです。
最後に
不安を感じる気持ち、逃げ出したくなる気持ち、私もよくわかります。
だけど人生は思っているほど長くはありません。
不安を感じたときこそ0.1歩でも前に進む。
それが必ず自信につながっていくはずです。