こんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチの ゆかねぇ (@officeyuka) です。
痩せなきゃなぁ。でも目の前に美味しそうなケーキがある…。
よーし、ダイエットは明日から!
こんなふうに「やらなきゃ」とわかっていても目先の楽しみや「今」ラクなほうを選択してしまうこと、ありませんか?
私はあります。いつもそうです(苦笑)。
でもこのままじゃいけない。自分を変えていかなければ、長い目で見てきっと楽しくない。
そう思ったときに出会ったのがこの「自分を変える1つの習慣」です。
原題は「階段を使え」
この「自分を変える1つの習慣」は、原題を「TAKE THE STAIRS」と言います。
日本語に訳すと「階段を使え」なんですね。それがなぜ習慣につながるのだろう、と思いませんか?
どこかへ出かけたとき、階段とエスカレーターが併設されていたらほとんどの人がエスカレーターを選ぶはずです。だってラクだから。
その際に階段を選んだところで、1回やそこらでは健康にもダイエットにもなりません。
でも、どんなときも必ず階段を選ぶと決め、繰り返せばどうでしょう。
少しずつ筋肉がつき、体力がつき、身体が元気になって体重も減っていくかもしれません。
つまり「できればやりたくない、ちょっとキツい行動を一瞬一瞬選択していく」という小さな習慣の積み重ねが成功につながるということなのです。
その一歩のたとえとして「階段を使え」と言っているんですね。
選択に迷いをなくすためには?
そうは言っても目の前にエスカレーターがあったら乗りたいし、ケーキがあったら食べたい(笑)。
そんなときに迷わず階段を選び、ケーキを我慢するというような「ちょっとキツい行動」を選択するためにはどうすればいいのでしょうか。
「結局それか」と思われるかもしれませんが、やはりビジョンを明確にすることが一番大切だと本には書かれています。
自分は何がしたいのか。
成し遂げたいことは何なのか。
どんな人生を送りたいのか。
このような「目的」をじっくり考えて明確にし、文字や絵といった「見える形」にして五感に刻み込む。
そしてどんなときも心に留めておけば、たとえ目の前の小さな選択でもビジョンに向かうほうを選択できる、というわけです。
「それができたら苦労はしないよ」と言われてしまうかもしれません。それでも、私自身もビジョンを明確にすることの大切さにはすごく同意します。
社労士を目指したときなどはまさにそうでした。
合格だけでなく合格後のビジョンがしっかりあったから、遊びたくても眠たくても机に向かって勉強できたし、合格ができました。
今、この選択が自分の目的や夢につながるのか。
どんな場面でもこの問いを持ち続けていれば、たとえ今は「いやだなぁ」「しんどいなぁ」と思っても未来につながるほうを選択できると思います。
その選択が後に何倍もの喜びになって返ってくるわけですからね。
行動を妨げる3つの要因と対処法
ビジョンはある。やるべきこともハッキリしている。
それなのにどうしても行動に移せない。
わかる。めちゃくちゃわかる。私もそう。だからこの本を読んでいるわけで(笑)。
このように「やるべきことはわかっているのに行動できない」というとき、行動を妨げている3つの要因があると著者は言っています。
それだけでなく一つひとつの要因に対する対処法まで!
それぞれの要因と対処法をご紹介していきます。
要因① 恐怖
「恐怖」とは「私はそれをするのが怖い」ということです。
たとえば「泳げるようになりたい」と思っているのに、水が怖くてプールに入らないといったような状態。
もっと言うと「不安」も当てはまるかもしれません。歌手になりたいけど「下手くそと思われたらどうしよう」と不安になって歌を歌わなくなるとか。
そんな恐怖や不安を乗り越えて行動するための対処法、それは
怖くてもいいから、怖がりながらでも行動する
です。
恐怖心を克服する必要はないのです。怖いままでいいからとにかく一歩を踏み出してみる。
そうすることで恐怖が消えていき、結果的に恐怖も克服できるしゴールにも近づいていくのです。
要因② 自己免除
「自己免除」とは「私にはそれをする必要はない」ということです。
他の誰かがやってくれる、難しい問題を解決してくれる、わざわざしんどい思いをしてまで私がやる必要はない、という気持ちですね。だから行動しない。
たしかにそうかもしれません。でもそれで真の満足感は得られるでしょうか。ましてや自分がどうしても叶えたい夢だったとしたら?
つまり、自己免除の気持ちを理由に行動しなくなりそうなときの対処法は
「本当の満足感は自ら行動することによってのみ得られる」ことを思い出す
です。
自分の夢を他人に叶えてもらったって嬉しくないですもんね。
要因③ 完璧主義
「完璧主義」とは「うまくできないのなら、しない」ということです。
「うまくいかなかったらどうしよう」「まだ計画が完璧じゃないから」といった「失敗を恐れる気持ち」のせいで動かない状態ですね。
でも最初から正しい答えをすべて知っている人などいません。ましてや正しい方法なんてないかもしれない。
だから完璧主義を払拭し、行動するための対処法は
失敗してもかまわないからとにかく少しでも行動する
です。
やってみなきゃわからないのです。やってみて、失敗して、学んで、そして初めて夢や目標に一歩近づくのです。
どうせ完璧を目指すなら「完璧な努力」を目指してみましょう。
最後に〜行動しなければ意味がない〜
この本は、コツコツが大の苦手な私には耳の痛い話ばかりでした。
でもそんな地道な努力を怠ったツケを感じているからこそ「迷ったときはキツいほうを選択しよう」と肝に命じることができました。
とはいえ肝に銘じただけでは意味がありません。
行動しなければ意味がない、のです。
たとえ一歩ずつでも行動していく。それが必ずビジョンにつながる。
あなたも一緒に、一歩を踏み出してみませんか?