こんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチのゆかねぇ(@officeyuka) です。
「◯◯が苦手」「△△は全然できない」など、誰にでも一つや二つ「苦手なこと」ってあると思います。
でも…。それって本当に苦手なことなのでしょうか?
もしその苦手意識がただの思い込みでしかなかったとしたら?
「そんなバカな」という声が聞こえてきそうですが、思い込みがなくなれば苦手意識も吹っ飛ぶかもしれないのです。
そこでこの記事では、私の実体験を元に苦手意識を作り上げている思い込みの正体を探り、苦手意識を払拭する方法をお伝えします!
目次
ずっと絵を描くのが苦手だと思っていた
お恥ずかしい話ですが、私は子供の頃から絵を描くことが大の苦手でした(と思っていました)。
実際に美術の成績もひどかったですし、自分のことを絶望的に絵心がないと信じて疑わず「誰にどれだけ頼まれたって絵だけは絶対に描かない!」と心に誓っていたほどです。
ところが先日、あるきっかけがあって(自分でも信じられないことに)「絵、描いてみようかな」と思い立ち、描いてみました。
そのときのことはnoteに綴っています。
義務教育を終えて以来、30年以上ぶりに描いた絵がこちら。
この絵は我が家にあるパキラ(観葉植物)のつもりです。
というか、パキラを見ているうちに「花火」のイメージが湧いてきて、結局実物を見ずに(笑)描きました。
ちなみに実物のパキラはこんな感じです。
あれ?苦手じゃ…ないかも!
あれほどまで苦手意識を持ち、人生の中で避け続けてきたはずの「絵」。
ところが、思いのままに一枚の絵を仕上げた直後の気持ちは「なんか楽しい!」でした。
だって居ても立っても居られずに、描き終えたその足で新しい色の水彩筆を買いに走ったぐらいですから(笑)。
そしてまた描く。
まだ描く。
これらの絵が上手いか下手かはわからないです。絵ですらないかもしれません。
でも、私の中ではある大きな大きな気づきがありました。
絵って、別に上手に描かなくたっていいんだ!
絵を描くって、自由でいいんだ!
それなら私…。絵、苦手じゃないかも!
物心つく前から抱いていたと言ってもいいぐらいの「絵を描くこと」に対する苦手意識。
その苦手意識が単なる思い込みだったことに気づいた、私にとって歴史的な出来事になりました。
苦手意識を生み出す思い込みの正体
私は「苦手意識の全ては思い込み」と言っているわけではありません。どうひっくり返ったってできないことも当然あります。
とはいえ、苦手なものの中には「これは苦手なんだ!」という長年の思い込みでしかないものがあるのも事実です。
ではその思い込みの正体はいったいなんでしょう。
それは自分自身で作ってしまった考え方の枠ではないかと、私は実体験から感じています。
しかもその枠は一つではないとも。
いったいどんな枠があるのでしょうか。
思い込みの正体① : 常識という枠
思い込みを作り上げる最大の枠は、やはり常識です。
「絵とは芸術的なもの」「人前では堂々と流暢に話すもの」「部屋は常に綺麗に整理整頓するもの」…。
ありとあらゆる常識に対し「その常識を満たせない=苦手」と考えてしまってはいないでしょうか。
ですが、実はその常識自体、人それぞれ違います。
あくまでも「自分はこういうことが常識だと思っていて、それができないから苦手」と思い込んでいるだけなのです。
思い込みの正体② : 他人からの評価という枠
思い込みを作り上げる枠として、強力さで言うなら他人からの評価がダントツでしょう。
子供の頃に「ヘタな絵やな!」と言われたら誰だって絵を描くことが苦手になりますよね。
他にも「お前のプレゼンはダメだ!」と言われたり、「どうして整理整頓できないの?」と詰問されたりと、いわゆるダメ出しをされた日には苦手意識を抱いても仕方ありません。
とはいえ他人からの評価は、ある意味他人の考えや価値観の押しつけです。
それを真正面から受け取り、繰り返し思い出すことで、いつのまにか「自分は苦手なんだ、ダメなんだ」と思い込んでしまっているのです。
思い込みの正体③ : 恐怖心という枠
少し意外かもしれませんが、思い込みを作り上げる枠には恐怖心もあります。
恐怖心というのは「これをやって失敗したらどうしよう」「うまくいかなくて笑われたら嫌だな」というようなもの。
もともと好きでも得意でもないものですから、やること自体が怖くてたまらないのは当然といえば当然です。
でも考えてみてください。
それは必ず失敗するものなのでしょうか。もしかしたら大絶賛されるものではないでしょうか。
にもかかわらず恐怖心は、自らの行動する勇気を奪うために「苦手なことをするのは怖い」と思い込ませてしまうのです。
苦手の克服ではなく「枠」を外していく
私はストレングスコーチとして、ストレングスファインダーというツールを用いたコーチングを日々行っていますが、その根本的な考え方は次のようなものです。
弱点や苦手なことを克服しようとするのではなく、自らの強みを知り、磨くことが、より成功への近道であり、自分らしく生きるために必要なことだ。
ですから「そもそも苦手なこと」の克服に時間を費やすことはまったくオススメしていません(自分や他人に迷惑をかけないなら切り捨てていいとさえ思っています)。
ただ、決して苦手でもなんでもないことなのに自分自身で作り上げた「枠」のせいで本来の才能を発揮できないというのは見過ごすことができません。
ご紹介した3つの枠はどれも頑丈で、まるで足かせのようですが、決して自分の中から生まれ出たものではなく、外部や他人からの声を吸い込み、反芻し、作り上げてしまっただけのものです。
枠を外せば、本当の自分が見えてきます。
本当の自分として才能を発揮し、自分らしく生きていくことができます。
つまり、苦手なことを克服するのではなく、苦手だと思い込んでいるその「枠」を外すことで、まやかしの苦手意識を払拭し本来の才能を発揮できるようになるのです。
まとめ
思い込みという枠を外すのは決して簡単なことではないかもしれません。
なぜならある意味拠り所を失うということであり、自分自身の力で判断し、進んでいくということだから。
でもそれこそがまさに自分らしく生きるということ。
思い込みの枠を外し、どんどん才能を花開かせていきましょう!
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