こんにちは、社会保険労務士の 渡邊 由佳(@officeyuka)です。
8月の第4日曜日に行われた、社会保険労務士(社労士)試験から約2ヶ月半。
試験後の自己採点で合格間違いなしの人も、救済に祈りを捧げた人も、待ちに待った合格発表日。
せっかくなら、スムーズかつ確実な方法で結果を知りたいですよね?
そこで今回は、社労士試験における合格発表の確認方法をすべてご紹介します!
合格発表日はいつ?
まず合格発表の日程ですが、例年11月の第二金曜日であることが多いです(ただし令和2年は11月6日)。
この日程については、受験申込をする際に取り寄せる「受験案内」にもしっかり書かれていますし、試験終了後に監督員の方から口頭でも説明があります。
が、試験からあまりにも日が経ちすぎるので、けっこう忘れてしまいます(いやほんとに)。
「あれ?いつだったっけ?」となったときは、 社会保険労務士試験オフィシャルサイト に日程が載っていますので、焦らずに確認してみてください。
合格者番号はどこで確認する?
さあ、いよいよ番号の確認です。
合格者番号を確認するには、大きく分けて以下の3つの方法があります。
- インターネット上で確認する
- 直接現地で確認する
- 通知が来るまで待つ
それでは、1つずつ見ていきましょう。
1.インターネット上で確認する
今は、インターネット上で確認する方法がすっかり主流となりました。
合格者番号を確認できる主なサイトは 3つ ありますが、それぞれ特徴がありますので詳しくご紹介していきます。
インターネット版官報【午前8:30〜】
文字通り、紙の出版物である「官報」のインターネット版です。
参考 インターネット版官報国立印刷局公開時間は きっかり午前8:30 。
なぜ「きっかり」とまで強調するかというと、あとでご紹介する 社会保険労務士試験オフィシャルサイト は閲覧者が殺到するため、定刻になってもサイトにすら入れない可能性が高いからです。
その点、 インターネット版官報 は発表されていることを知らない受験生も多いのか、問題なく閲覧することができます(反面、心の準備ができないまま結果に直面するリスクもあります…)。
インターネット版官報のサイトに行くと、「本紙」「号外」「政府調達」など色々ありますが、社労士試験の合格者番号は「号外」の中に掲載されています。
実際、どのように掲載されているか見てみましょう。
見ていただくとわかると思うのですが、掲載は「番号」のみです。
また、最大の注意点ですが、合格者番号は縦に連続しているのではなく、左上から横に3つずつ並んでいます。
ですから、ご自身の番号を探すときは次のように目線を動かしていただくと良いです。
冷静な時でも、この並び方だと自然に目は番号を「縦」に追ってしまうのに、ましてや合格発表時は極度の緊張状態でしょうから、「横並び」のことなど吹っ飛んでしまいます。
くれぐれも、縦に探して「ない、ない!」とならないように気をつけてくださいね。
社会保険労務士試験オフィシャルサイト【午前9:30〜】
こちらは、社労士試験を取り仕切っている 全国社会保険労務士会連合会 のサイトです。
参考 社会保険労務士試験オフィシャルサイト全国社会保険労務士会連合会 試験センターこのサイトでは、合格者番号が確認できるのはもちろんですが、合格基準 や 合格者の年齢階層別・職業別・男女別割合 など、試験に関する様々な「データ」を見ることができます。
ただし、難点が一つ。
午前9:30の公開直後は、サイトが重すぎてまずアクセスできません・・・。
私も、自分自身が合格した 2018年 にはダメ元で午前9:30にアクセスを試みましたが、もちろん撃沈。
その後もちょくちょく覗いてみたものの、結局お昼を回ってもデータが掲載されているページに入ることができませんでした(入れたという方もいらっしゃいます)。
そのため、シンプルに「自分が合格しているかどうか知りたい」だけなら、断然インターネット版官報をお勧めします。
厚生労働省ホームページ【公開時間不定】
社会保険労務士 を管轄しているのは厚生労働省ですので、こちらのホームページにも情報が掲載されます。
参考 厚生労働省ホームページとはいうものの、発表されるのは「報道発表資料」としてなので、「データ」の掲載はありますが「合格者番号」そのものの掲載はありません。
どうするかというと、発表された資料に掲載されたリンクから 社会保険労務士試験オフィシャルサイト に飛んで確認することになります。
また、公開時間も不定です(ちなみに平成30年は午前9:30過ぎには公開されていました)。
結局、合格者番号は官報かオフィシャルサイトで確認しなければならないということは、頭に留めておくとよいでしょう。
2.直接現地で確認する
「高校や大学入試の合格発表は、ドキドキしながら番号の貼り出しを待ってたなぁ」なんてことを思い出しますが、社労士試験でも合格者番号を現地で確認することができます。
場所は、以下のとおりです(厚生労働省ホームページより)。
(1) 厚生労働省本省、都道府県労働局、地方厚生(支)局
(2) 全国社会保険労務士会連合会試験センター、都道府県社会保険労務士会
開庁時間はそれぞれ異なりますので、事前に確認してから向かってください。
また、「直接官報を手に入れる」という手もあります。
各都道府県には「官報販売所」というものがあり、1部単位で購入することができます(価格は官報のページ数による)。
ただし、合格者番号が掲載された官報は売り切れることも多いようなので、「記念に欲しい」という場合は早めに向かわれるのがよいでしょう。
参考 官報販売所等一覧国立印刷局3.通知が来るまで待つ
座して待つ。
私には到底無理ですが、お住まいの場所やお仕事の状況などにより、発表当日どうしても番号の確認のできない方もいらっしゃると思います。
でもご心配なく。合否については必ず自宅に通知が届きます。
合格発表当日に発送されるため、ほとんどの地域では翌日には配達されるようです(私も翌日受け取りました)。
ちなみに、合格者には簡易書留で封書が届きます。
反対に、不合格者にはハガキがはらりと一枚だけ。
私も2回目の受験で合格しましたので、1回目の通知はハガキのみでした。
あまりのそっけなさに絶望が増した辛い思い出があります…。
合格していた場合の簡易書留は、ポストへの投函ではなく郵便局員さんからの手渡しになります。
不在の場合、再配達を依頼することになるのでご注意ください。
まとめ
社労士試験の合格者番号は、様々な方法で確認することができます。
試験が終わってから合格発表までは、どれだけ気にしないでおこうと思っても、心のどこかに合否のことが引っかかっているもの。
できる限り早く、確実に、結果を知って胸のつかえを取るためにも、ご自身にあった確認方法を選んでみてくださいね。