こんにちは、 社会保険労務士の ゆかねぇ (@officeyuka) です。
今の時代、社会保険労務士(社労士)試験の合否は、インターネットで確認するのがすっかり主流になった感があります。
とはいえ、インターネットで確認できない環境の方もいらっしゃれば、「もしかしたら番号を見間違っているかも」と安心できない方もいらっしゃるでしょう(私はそうでした)。
やはり、合格にせよ不合格にせよ、自宅に何らかの「通知」が届いて初めて納得がいくというもの。
そこで今回は、社労士試験の合格発表後に届くもの、届かないものを一挙ご紹介します。
「◯◯はまだなのっ!?」の不安も解消します!
合格者に届くもの
以前は、通知物は合格発表日当日に発送されることとなっていました。
しかし令和4年から合格発表日が例年よりも大幅に早まり(10月上旬)、令和5年は合格証書や成績通知書は10月16日(月)に発送されます。
ただし、合格と不合格では届くものが違うために形式も異なります。
簡易書留で届く
まず、合格者には簡易書留が届くのが大きなポイント。A4サイズ大・厚紙の封書で届きます。
私は、この封書を受け取る時に思わず両手でうやうやしく受け取ってしまいました(笑)。
そうなんです。こちらは簡易書留のため、郵便局員さんからの手渡しとなります。そのため、不在時は受け取ることができず、再配達を依頼しなければなりませんのでご注意ください。
送付状(両面)
ここからは、封書に同封されている書類になります。
まずは送付状です。
冒頭に「お慶び申し上げます」なんて書いてあるので、妙に感動したりします(笑)。
でも、実はこの送付状、すごく大事なことが書いてあります。「合格」の二文字に浮かれて読み飛ばした私は、あとでめちゃくちゃ焦りました。
それについては後ほどご説明しますね。
合格証書
続いては、いよいよ合格証書です。
合格証書のサイズもA4ですが、他の書類と比べて厚みも色味も違います(クリーム色)。
この合格証書を見た時に、私はやっと「合格したんだ」という実感が湧きましたし、再び嬉しさが込み上げて来ました。
今までの苦労が報われた証でもある合格証書。
せっかくなら「額に入れて飾りたい」ぐらいの気持ちになるかと思うのですが、社会保険労務士(社労士)として登録する際に写しが必要となりますので、その点はご注意ください。
成績通知書
最後は 成績通知書 です。
成績通知書は圧着ハガキとなっていますが、ハガキだからと言って合格証書と別に届くわけではなく、簡易書留の封書に「同封」されています。
実は私、最初開封した時にこの成績通知書を見つけられなかったんです(どんだけ浮かれとんねん)。
「あれ?成績通知書は??」と慌てて封書をひっくり返し、やっと見つけました(笑)。ちゃんと送付状の冒頭にも「同封してます」と書いてあるのに・・・。
おっちょこちょいの私を反面教師にして、どうぞお気をつけください。
不合格者に届くもの
「そんなもの、教えてもらわなくてけっこう」と言われてしまうかもしれませんが、不合格者にもこれまた今後に向けて大切なものが届きます。
届くのは・・・
合格者にも届いた「成績通知書」だけ。
たったハガキ一枚だけ、です。
私も社労士試験に1回落ちていますから、このハガキが届いた時のやるせない気持ちは痛いほど経験しています。
「不合格なのはもうわかってるから、これ以上傷つけないで・・・」いう、なんとも辛い気持ちになります。
とはいえ、この成績通知書は今後に向けてとてもとても大事なものです。
それは、翌年以降の受験申込の際、この「成績通知書」のみで受験資格を証明することができるからです。
例えば、受験資格として「所定の大学を卒業したこと」をお考えの場合、本来なら以下のいずれかの書類が必要となります。
- 卒業証明書又はその写し
- 卒業証書の写し
- 学位記の写し
でも、これらの書類を「ハイ、わかりました」と言ってすぐ用意できるのは、実は少数ではないかと思います。
多くの場合、「卒業証書なんて押入れの奥」だったり、「卒業証書は実家に置きっぱなし」だったりするのではないでしょうか。
となると、次に「卒業証明書を取り寄せる」という手段を取ることになりますが、大学に申請するには時間もお金もかかります。
ときには、「手数料の支払いは定額小為替(郵便局でしか買えないもの)のみ」という大学もありますから、さらに面倒な手続きが加わります(かつての私です)。
しかし!「成績通知書」があれば、受験資格を証明するためだけに毎年面倒な手続きをする必要はなく、成績通知書「のみ」で受験資格を証明することができます。
ですから、残念ながら不合格であっても、翌年以降のリベンジを考えている場合は是非大切に取っておいていただきたいと思います。
「成績通知書」で受験資格が証明できるのは、翌年以降3年まで(第50回のものなら51〜53回まで)です。
また、原本の提出が必要となりますので、あらかじめコピーを取っておくことをお勧めします。
届かないからと言って焦らないでほしいもの
合格後に届くものは以上です。
でも、何か大切なものが届いていないと思いませんか?
そう、事務指定講習の受講案内です(もしくは社会保険労務士の登録申請書)。
「事務指定講習」とは、社労士試験に合格しても2年以上の実務経験がない人のために設けられた講習のこと。
私は実務経験がまったくなく、事務指定講習を受けなければならなかったのですが、事務指定講習の受講案内はてっきり合格証書などと一緒に届くものと思っていました。
そのため、「なんで!なんで入ってないの!!!」とめちゃくちゃ焦ったのですが・・・。
ちゃんと、最初の送付状に「後日」と書いてありました。
なので、おっちょこちょいの私を反面教師にして(2回目)、決して焦らないでください。
事務指定講習に関する書類は、簡易書留で送られて来た合格証書とは違い、普通郵便で送られてきます。
そのため、到着まで多少日数がかかるかもしれませんが(私の場合は発送から2日後でした)、ちゃんと届きますのでご心配なく。
まとめ
社労士試験の合格発表後に届くもの、届かないものをご紹介しました。
特に、合格後に届く書類は一生に一度きりのもの。どういった内容のものが届くかが事前にわかっていれば、対応できることも変わってくるはずです。
この記事が、みなさんの心の準備に役立てばこれほど嬉しいことはありません。