こんにちは、 ゆかねぇ (@officeyuka) です。
今の時代、技術の進化や品種改良などにより美味しい食べ物が本当に増えました。
しかし一方で、安全かどうかもわからない食品添加物や、栄養素が削ぎ落とされた食材が増えてしまったのも事実。
そこで私は将来の自分のからだのことを考え、多くの食べ物をやめました。
とはいうものの、いくらからだに良くないことがわかっていても慣れ親しんだ食べ物をやめるのは至難の業。ましてや美味しい食べ物、好きな食べ物であればなおさらです。
そこでこの記事では、私が健康を考えてやめた食べ物だけでなく、やめるときのコツも合わせてご紹介していきます。
私は医学的な知識はまったくなく、あくまでも自分なりに情報を集め、自分の身体を使って試行錯誤をしながら「やめる・やめない」の判断をしています。
ですから、私に合わない食べ物や私のやり方がすべての方に当てはまるわけではないことをご了承ください。
また、専門的なご質問にはお答えできかねますことをあらかじめお伝えしておきます。
やめた理由
私は若い頃から大きな病気もせず、多少の無茶や暴飲暴食をしてもからだを壊すようなことがなかったため、ずっと健康には無頓着で生きてきました。
ところが 2021年 の春に突然体調が悪化。何度も検査を受けたところ「血糖値のコントロールがうまくできなくなっている状態」と診断されました。
病名がつくほどのものではないにせよ、長い時間をかけてからだが蝕(むしば)まれた結果。つまり生活習慣が原因です。
そしてこのままの生活を続けていけば間違いなく病気になり、健康とは程遠い老後になるとも言われました。
私は常々「太く短く生きたい」と思って生きてきました。でも今は人生100年時代。生きてしまえることができる時代です。
それならば最後まで元気に健康で暮らしたいし、ましてや人様に迷惑はかけたくない。
歳のせいもあってか(笑)そう考えが変わったこと。また「今からならまだ健康は取り戻せる」という医師の言葉があったこと。
この2つの理由でやるなら徹底的に食事内容を改善していこうと決めたのです。
やめた食べ物
さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからいよいよ私がやめた食べ物を一気にご紹介していきます。
やめた食べ物① お酒
私がやめた食べ物の中で、もっともウェイトの大きかったのがお酒です。
なんの自慢にもなりませんが、大学時代に居酒屋でアルバイトを始めてからおよそ25年間、ほぼ休肝日なしで毎日飲み続けてたお酒。それをキッパリやめたんですから我ながら驚きです(周囲はもっと驚いてる)。
お酒をやめた経緯とやめて良かったことについては別の記事で詳しくご紹介しています。
やめた食べ物② お菓子
元々「そんなに食べていない方だ」と思っていたのに、いざ食生活を見直してみるとかなり食べていたのがお菓子です。
結婚してからお菓子好きな家族のために常備するようになった、というのは言い訳で、ビールのつまみにおかきを食べたり、小腹がすいたらチョコレートを食べたりしていました。
でも、そんなお菓子もすべてやめました。
ここで言うお菓子は、和菓子・洋菓子といったジャンル問わず、甘いや辛いも関係なく、食事以外のいわゆる嗜好品的なものすべてです。
しいて言えば、ナッツ類(アーモンドやクルミなど)と小魚は時々食べます。でも基本的に、3食以外で食べ物を口にすることはなくなりました。
やめた食べ物③ カフェイン
カフェインも「毎朝コーヒーを飲んでいるわけじゃないし」と思っていましたが、カフェラテは大好きだったしスーパーでもしょっちゅう買っていました(もちろんスタバも好き)。
でもカフェインは、言ってみれば無理やりからだや脳を刺激し一時的にシャキッとさせるためのもの。本質的な改善にはなりません。
実際に私はコーヒーなどを飲むと変にドキドキしたり頭痛がしたりもしていたので、思いきってすべてやめました。
ではカフェインを簡単にやめられたのか?というと、実はやめた食べ物の中で一番苦戦したのがこのカフェインでした。
なにせカフェインって飲みすぎると中毒にさえなるものなので、いざやめるとなると「うー、飲みたい!」という禁断症状のようなものが出たんです。
なので最初はカフェインレスコーヒーを買ったり、スタバでは「ディカフェ(カフェインレスのコーヒー)」を注文したりしながら徐々に身体を慣らしていきました。
自宅で飲んでいたのはこちらの「おいしいカフェインレスコーヒー
でも今となっては、カフェインレスコーヒーだけでなく紅茶や緑茶などカフェインが入っている飲み物はすべてやめています。
理由はやっぱり、中途半端にやるぐらいなら全部やめた方が楽だから。
今飲んでいるのは白湯(さゆ)か水、せいぜい炭酸水まで。
お茶から水に切り替えるにあたっては、BRITA(ブリタ)の水筒
水道水を入れておけば、注ぐときに中のカートリッジが濾過(ろか)してくれるので卓上でも大活躍。
おかげですっぱりカフェインと縁を切ることができました。
やめた食べ物④ カゼイン(乳製品)
カゼインはあまり聞きなれない言葉かもしれません。
カゼインとは牛乳に含まれているタンパク質の一つです。
「牛乳」と聞くと身体に良さそうなイメージですが(私もずっとそう思ってた)、カゼインはアレルギーを引き起こしたり発ガン性があったりするそう。
さらに日本人の多くは、元々牛乳に含まれる乳糖を分解する能力が弱く、消化不良を起こしやすいとも(要はお腹を壊す)。
まだまだ牛乳神話は根強いですが、私は一度カゼインを含む牛乳やヨーグルトなどの乳製品をすべてやめてみることにしました。
とくに牛乳は10年以上毎朝欠かさず飲んでいたので「やめたらどうなるかな?」と思っていたところ・・・、何も問題はありませんでした(笑)。
スタバでカフェラテを飲めなくなったのも残念ですが、カフェインそのものもやめたのでどのみち一緒ですし。
カゼインがからだに与える影響については以下の本なども参考にしてみてください。
やめた食べ物⑤ ジュース類
カフェインのところでもお伝えしたように、今私が飲んでいるものは白湯・水・炭酸水です。
カフェインが入っていない、いわゆる甘いジュース類は以前からそんなに飲んでいませんでしたが、ジュース類の糖質がとんでもないことを知ってからは怖くて飲めなくなりました。
注意すべきは野菜ジュースや飲むヨーグルトなど、一見健康そうに見える飲み物。
パッケージをひっくり返して成分表示の「糖質」欄を見ると、のけぞりそうになるぐらいの量が含まれています。
たとえ健康な人であっても気をつけたほうがいいと思います、今となっては。
やめた食べ物⑥ パン・麺・粉物類
糖質について詳しく知らなくても「パン・麺・粉物類は炭水化物が多い」ということはご存知かと思います。
とはいえ私は、これまで糖質はおろか栄養素についての知識はまったくありませんでした。
でも調べていくうちに「過剰な糖質は身体によくない」ということがいやというほどわかってきたため、スッパリとやめました。
夕食で家族に麺類を出しても、自分は別のものを食べます。
細かいところで言うと、小麦粉や片栗粉などの調味料も自分では使いません。外食でも天ぷらや揚げ物類は極力避けます( ころもやつなぎに小麦粉が使われているので)。
どうしてもころもをつけたい、とろみをつけたい、というときは試行錯誤の末「おからパウダー
ただやっぱり違和感は否めず、今では使っていません。
また少し話はそれますが、ちくわやごぼう天などのいわゆる練り物類も、つなぎに小麦粉などが使われていることが多いのでやめました。
ただし、同じ炭水化物でも米だけは食べています(少量ですが)。
なぜなら人間にとって糖質は大切なエネルギー源であり、完全にやめてしまうのもまた危険と私なりに考えているからです。
やめた食べ物⑦ 果物
果物こそ身体に良さそうですよね。それでも私はすべてやめました。
最大の理由は果物に含まれる糖質の高さです。
調べたところ、果物に含まれる果糖自体に血糖値を上げる作用はないものの、体内でブドウ糖に作り変えられることで血糖値を上げるとのこと。
果物を完全にやめてしまうことには賛否両論あるかもしれませんが、嗜好品と言えば嗜好品なので今は様子を見つつやめています。
やめた食べ物⑧ 「◯◯の素」といった調味料
スーパーに行くと「◯◯の素」といった調味料が所狭しと並んでいます。
忙しいお母さんのために、また技術の進歩によって開発されてきたのでしょうし、私もかつてはお世話になりまくっていましたが、これもやめました。
一つはやはり、どの調味料にも糖質が多く含まれていること。
体調を崩したばかりの頃、今まで買っていた調味料がどれも糖質まみれで、売り場で成分表示を見ながらため息ばかりついていたことを思い出します。
もう一つは食品添加物がてんこ盛りであること。
これまでの人生で食品添加物なんて気にしたこともなかった私ですが、食生活について勉強し始めるとどうしても添加物を避けて通ることはできなくなりました。
今使っている調味料は、塩・こしょうやしょうゆ・みそなどのごくごくシンプルなもの。
砂糖やみりんも使いますが、当然糖質が高いので控えめにするかラカントS
市販の調味料をやめてから、味付けのレパートリーが減ったのは事実です。
でもそのぶん、素材の味をしっかり感じられるような薄味の料理が増え、結果的に良かったと思っています。
やめるときのコツ
ここまで私がやめた食べ物を多数ご紹介してきましたが、どれも簡単にやめられたわけではなく、なかにはとても苦しんだものもありました。
だからこそお伝えしたいやめるときのコツをここからご紹介していきます。
やめるときのコツ① やめるなら一度にやめたほうが楽
食べ物をやめるときの最大のコツはやめるなら一度にやめた方が楽だということです。
これは何かの習慣をやめるときも同じことなのですが、中途半端にやめたり「今日だけは」と例外を設けたりするとまずやめられません。
また「食べようか、やめようか」という「迷い」は心を疲弊させます。そして結局ストレスで食べてしまうという悪循環にもなりかねません。
それならばバッサリやめてしまったほうが楽、というわけです。
具体的な方法としては家中から捨てる、あげる、そして買わない。
当分は外食を控えたり飲み会の誘いは断るなども手です。
ちなみに私は、お酒をやめたときは家にあったお酒をすべて捨てました。だからやめられたと思っています。
どうしてもやめられないときは?
そうは言っても「どうしてもやめられない」という気持ちはよくわかります。特にカフェインなどは実際に禁断症状が出たりもしますし、かえってからだに負担がかかることもあります。
そんなときはあえて無理をせず、段階を追って少しずつ減らしていった方がいい場合もあります。
ただそんなときも、最終的にはゼロを目指したほうがいいと私は思っています。
やめるときのコツ② 家族との兼ね合いをないがしろにしない
食べ物をやめるときは家族との兼ね合いをないがしろにしないことが実は大切なコツです。
一人暮らしの方は別として、家族と一緒に生活をしていると食事は自分だけでなく家族の健康にとっても大切なものですし、食事の時間は家族が集まる大切な時間。
そんなときに自分の食事内容を押しつけたり、自分がやめると決めたものを家族が食べていることにイライラしてしまうとせっかくの食事が台無しになってしまいます。
美味しい食事というのは、実は食べているときの感情も大きく影響しています。だからこそ家族全員が楽しく食事ができるように工夫が必要です。
たとえば多少手間がかかっても別メニューを用意する、家族で食事をするときは制限を緩める、など。
ただ、からだに良くない食材をやめるということは家族にとってもプラスであることは間違いありません。
ですから調理法を工夫したり、代わりの食材を取り入れるなどしてみんなが美味しく幸せになる食事を考えていただきたいです。
やめるときのコツ③ 完璧な食事制限はかえってストレス
食べ物をやめるときは一度にやめたほうが楽とはお伝えしたものの、完璧な食事制限はかえってストレスになります。
お酒やお菓子、ジュースといった単品をやめるのはある意味簡単です。でも「糖質」というくくりで見た場合にまったく入っていない食材はほぼありません。
それを調味料レベルまで徹底しようと思うと、今の世の中では食べる物がなくなってしまいます。
何事も完璧にやろうとすると心身ともに負担がかかり、かえって病気になりかねません。
食材の知識を正しく持っておくことは必要ですが、そのうえで「どこまでは許容できるか」というラインを自分で決めておくことが食べ物をやめるときの大切なコツです。
最後に
好きなものを好きなだけ食べたい。
そう思う気持ちは私もすごくよくわかります。
だけどその「好き」は、もしかしたらメディアや食材の中毒性によってコントロールされたものかもしれません。
からだ本来の声を聴き、本当に必要なものを口にする。
そのためにもからだに良い食材を選んでいくことが、これからはもっと大切になっていくのだと思います。