こんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチの ゆかねぇ (@officeyuka) です。
バレットジャーナル。
初めて聞くという方もいらっしゃるかもしれません。
バレットジャーナルは手帳術のひとつでもあり、タスク管理術のひとつでもあります。
色々ルールが決まっていて、それはそれで楽しいし管理もしやすいのですが、すべてを手書きするため少し手間がかかるのも事実。
そこで私はバレットジャーナルの仕組みをほぼ日手帳に応用してタスク管理をしています。
そしてその結果タスク管理が劇的にやりやすくなり、何よりも物事の達成速度が一気に上がりました。
そこでこの記事では、バレットジャーナルの基本もお伝えしながらバレットジャーナルをほぼ日手帳に活かす方法をご紹介していきます。
バレットジャーナルとは?
バレットジャーナル(Bullet Journal)はアメリカ在住のデザイナー、ライダー・キャロル氏によって広まった手帳術・タスク管理術であり、思考術でもあります。
実はライダー氏には学習障害があり、集中力が続かないという悩みがあったそう。その悩みを解決するために生まれたのがバレットジャーナルなんですね。
バレットジャーナルの一番の特徴は「ラピッドロギング(迅速な記録法)」と呼ばれる記述方法です。
バレット(bullet)=「・」(中点)を使った箇条書きで記録していくことにより、思考が整理され、やるべきことが明確になり、目標達成速度が上がるというわけなのです。
それではここからバレットジャーナルの基本を見ていきます。
基本① 紙とペンがあればOK
バレットジャーナルは紙とペンさえあればすぐに始めることができます。
ノートは手帳でなくてもよく、いわゆる普通のノートでOK。
バレットジャーナル唯一の公式ノートとして「ロイヒトトゥルム 1917 バレットジャーナル」というものがありますが、必ずしも使う必要はありません。
実は私も、バレットジャーナルを始めるにあたってロイヒトトゥルムを購入してはみました(バレットジャーナル専用ではない普通のノートですが)。
表紙も髪質もすごく上質で、書いているだけでテンションが上がる素敵なノートです。
ただ私は「タスク管理」という点に特化して使いたかったので「ちょっともったいないかな」という印象を受けました。
「まずは始めてみよう」というときは大学ノートからでじゅうぶんだと思います。
コクヨの大人キャンパスノートなどはリングタイプでしっかり開きますし、普通の大学ノートよりしっかりした紙質なのでおすすめです。
基本② 最低限記入すべき4つのコンテンツ
基本的なバレットジャーナルには最低限記入すべき4つのコンテンツがあります。
Index(インデックス)
いわゆる目次。何ページ目に何が書いてあるかを記しておくページ。
Future Log(フューチャーログ)
年間カレンダー。半年〜1年スパンでおおまかな予定を把握できるようにしておくページ。
すでにわかっている予定や目標などを書き込む。
Monthly Log(マンスリーログ)
月間カレンダー。毎月の予定や目標、やりたいことなどを書く。
Daily Log(デイリーログ)
1日のタスクや予定、気づいたことなどをどんどん書いていく。
1日1ページにこだわらなくてOK。
ご紹介した4つのコンテンツはあくまでも最低限ですので、自分の生活や見渡したい予定によってログを追加するのはもちろんOKです。
基本③ KEY(キー)を決める
バレットジャーナルでは「素早く書く」ことが重要なので、そのためのKEY(いわゆる記号)を決める必要があります。
公式サイトでも紹介されている主なKEYは次のようなもの。
- ・ → タスク(やるべきこと)
- ◯ → イベント(その日の予定、スケジュール)
- - → メモ書き
- ✳︎ → 重要なこと
- ! → アイデア、ひらめき
- × → 完了したタスク、終わった予定
- > → 別の日に移動したタスク
- < → 予定化したタスク
このKEYも、慣れてくれば自分で好きに作ったりカスタマイズしたりしてOK。
「◯を●に塗りつぶして完了にする」「タスクを□にして完了すれば斜線を入れる」など、自分にとってわかりやすいKEYを使うのが一番です。
バレットジャーナルをほぼ日手帳に活かす方法
バレットジャーナルは基本さえ抑えればそんなに難しいものではなく、あとは自分が管理しやすいようにどんどん変えていくことができます。
私自身、バレットジャーナルで推奨されているやり方やノートをひととおり試してみてから「タスク管理にここまではいらないかな・・・」と思いました。
そこでバレットジャーナルのいいところは最大限活かしつつ、それまでも使っていたほぼ日手帳に応用することに。
というわけでここからはバレットジャーナルをほぼ日手帳に活かす方法をご紹介していきます。
ちなみに私が使っているのはA5サイズのカズンです。
箇条書きで書き出す
バレットジャーナルをほぼ日手帳に活かす方法の1つ目は箇条書きで書き出すということです。
箇条書きはバレットジャーナルにおける基本中の基本。それをほぼ日手帳でも徹底してやるというわけです。
ほぼ日手帳のデイリーページには、元々一番上にチェックボックスがありその日のタスクを書けるようになっています。
ここにタスクを書いていくわけですが・・・。
チェックボックス無視(笑)。
バレット(・)を活用したいというのもありますが、チェックボックスにとらわれると型にはまってしまうというか、アイデアが制限される気がするので無視しています。
またほぼ日手帳には月間ページや週のページもあるので、中長期的なタスクはそちらのページに書くようにしています。
記号は使いすぎない
2つ目のバレットジャーナルをほぼ日手帳に活かす方法は記号を使いすぎないということです。
公式サイトで書かれている記号を始めとして、インスタグラムなどを見るとみなさんオシャレな記号を使っていらっしゃいます。
でもあくまでバレットジャーナルは「素早く書くこと」が重要。
そのために私はあえて使う記号を減らしています。
使っているのはせいぜい次の3つ。
タスクの「・」、完了したときの「×」、完了せずに繰り越したときの「>」だけです。
これだけシンプルにしておけば、書くときだけでなく確認するときも簡単で迷いがありません。
また最近は完了したときの「×」だけ色を変えて「終わった!」という達成感を味わう工夫もしています。
あらゆることを書き出す
バレットジャーナルをほぼ日手帳に活かす最後の方法はあらゆることを書き出すというものです。
バレットジャーナルはタスク管理術である一方、思考術でもあります。
頭の中にもやもやしたものを抱えておくと、ぐるぐると同じことを考え続けてしまい、それだけで行動が止まってしまいます。
だから書き出すのです。
思いついたこと、気になっていること、悩んでいること、目に止まったこと・・・。
とにかくなんでもかんでも書き出すぐらいでちょうどいいです。
私はタスクや予定だけでなく、気になった本のタイトルや買わなければならないもの、一瞬ひらめいたことなどありとあらゆることをひたすら書き出しています。
こうやって片っ端から書き出すことで思考が整理され、自分を客観視できるようになり、解決のために行動できるようになります。
バレットジャーナルで目標達成のスピードが加速するのはこのためなんですよね。
だからこそほぼ日手帳に活かさない手はありません。
最後に
バレットジャーナルはタスク管理にとどまらない可能性を秘めています。
ほぼ日手帳でなくても、まずはお手持ちのノートや手帳からでOK。
バレットジャーナルの活用法を参考にしながら、ご自身の夢や目標達成スピードを上げていっていただきたいです。
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