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ゆかねぇ(渡邊 由佳)
Gallup認定ストレングスコーチ・社会保険労務士CFP
愛知県西尾市を拠点に「強みの伝道師」として、一人でも多くの方が強みを活かして自分らしく生きていけるようストレングスファインダー(クリフトンストレングス)を使ったコーチングをしています。
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資格試験の過去問はこう解く!効果的な解き方4つのポイント

こんにちは、自称「過去問愛好家」 の社会保険労務士 ゆかねぇ(officeyuka)です。

資格試験の過去問題(過去問)は合格には欠かせない良質の問題集。

でも、ただ単に解いているだけでは何の力にもなりません。

今回は、限られた時間の中で勉強に励む受験生の皆様のために、過去問をより・・効果的に解く4つのポイントをお伝えします。

ゆかねぇ

すべて私が実際にやっていたことばかりですよ!

目次

ポイント① 最初は無理に解こうとしない

過去問は最初から無理に解く必要はありません。

そもそも、過去問は毎年その資格の本試験で出題された問題なのですから、テキストをざっと読んだぐらいでは解けないのは当然の話。

それなのに1問解くためにものすごく時間をかけてしまったり、解けない問題ばかりでイヤになって試験勉強を放り出してしまうことの方がよほどもったいないです。

参考書感覚で解説を読んでみる

ではどうするかというと、まず問題文を読み、わからなければすぐに解説を読んでしまいましょう。

言ってみれば参考書感覚で過去問題集を「読む」という感じでしょうか。

まず最初は問題文の傾向をつかみ、「どんなことが聞かれているのか」ということがざっくりわかればOKです。

大切なのは立ち止まらないこと。

過去問は繰り返し解けば解くほど力になりますから、恐れずに前に進むことを考えましょう。

ポイント② 選択肢ごとに正誤を判断する

多くの試験は「5肢択一式(5つの選択肢の中から正解を一つ選ぶ)」のような「複数の選択肢から正解を選ぶ」形式のものです。

本試験ではまぐれ当たりもアリですが、試験勉強中はまったく意味がありません。

必ず選択肢ごとに正誤を判断しましょう。これは非常に重要です。

具体的にはどうやるの?

選択肢ごとに正誤を判断するとはどういうことか、具体的に「悪い例」をあげて説明しますね。

ある問題でa.からe.まで選択肢があり、その中から「正しいもの(今回はd.だとします)」を一つ選ばなければいけないとします。

  • これは絶対×!
  • ×、かなぁ
  • ◯のような×のような…
  • とりあえず一番◯っぽいからこれにしよう
  • わからん!知らん!

この解き方の場合、a.だけは一つの選択肢としてしっかり正誤の判断ができていますが、それ以外は「ただの消去法」になってしまっています。

結果的に1点は取れますが、力はまったくつきません。

つまり、すべての選択肢をa.のように正誤判断していくことが過去問を解くうえでは効果的なのです。

もちろん、ポイント①でもお伝えしたように最初からすべてが判断できるわけはありません。

その時は「△」をつけておき、あとで解説を特にしっかり読んだりテキストに戻るなどすればOK。

正誤判断ができなかったときは「できなかった」という意識を自分に刻むことで、次回解くときに記憶が蘇りやすくなりますよ。

ポイント③ 「正解したか」ではなく「理由が正しかったか」を確認

選択肢ごとに正誤を判断できた!そして答えも合っていた!

と喜びたくなるところですが、ここでもう一歩踏み込んで確認することで過去問を解く効果がググーンとアップします。

それは「正解したか」ではなく「理由が正しかったか」の確認です。

なぜ「理由」まで確認するの?

ポイント② の例をもう一度思い出してください。

「a.は×」と判断し、実際に答えも×でした。

でも、×と判断した理由は「数字要件が間違っているから」だったのに、本当は「数字は合っているけど日付が間違っていた」とします。

これでは、もし問題文が変わってしまったら結局は間違ってしまうことになりますよね。

つまり、「理由まで確認する」とは「理解度を確認し、応用につなげる」ということ。

正誤を判断した理由が間違っていれば、それは理解が足りないわけですから再度学習し直す必要が出てきます。

反対に、一度しっかり理解してしまえば多少問題文がひねくれていても応用がききます。

一見時間はかかりそうですが、選択肢ごとに「理由の正誤」まで確認することで結果的に理解が早まるので実は合格への近道なのです。

ポイント④ 解いた日付、理解度を「記録」しておく

せっかくの過去問を解いたら解きっぱなしではあまりにももったいないです。

過去問を解いた日付と問題の理解度を「記録」しておきましょう。

なぜ解いた日付を記録しておくの?

解いた日付を記録することが過去問を解くときに効果的な理由は2つあります。

理由① 前回解いた日からのスパンがわかる

まず一つめは「前回解いた日からのスパンがわかる」ということ。

これは学習のペースを確認するということでもあります。

例えば、前回解いた時から1ヶ月経っていたとすると、全科目を1周するのに1ヶ月かかったということがわかります。

そこで「今のペースなら本試験まであと◯回解ける」と計算したり、「これはちょっと勉強時間を増やさないと…」といった調整が可能になるわけです。

勉強の計画はまず計画通りにいきませんから、適宜修正するためにも過去問を解いた日付はぜひ記録しておきましょう。

理由② 最終的な自信につながる

過去問を繰り返せば繰り返すほど、記録された日付は増えていきます。

人によって回数は違いますが、それでも最終的には「自分はこれだけやったんだ!」という自信につながります

試験直前はどうしたって不安になりますから、少しでも心の拠り所を作っておくことは実はとても重要です。

それが自分の積み重ねてきたものであればこれほど心強いものはありません。記録しておいて損はないです。

なぜ問題の理解度を記録しておくの?

解いた日付と同様、問題の理解度を記録しておくことは過去問を解くうえでとても効果的です。

それは、自分の理解が足りていない項目だけピックアップして解き直すことができるからです。

過去問は繰り返すほど力がつくと私は思っていますが、「自分が間違いやすい問題」「理解が足りていない問題」を集中して解くのも弱点補強に効果があります。

記録の仕方は設問ごとでも選択肢ごとでもいいですし、しるしは「◯△×」など自分さえわかればOKです。

理解できていないことは決して恥ずかしいことではありません。克服しさえすればいいのです。

でも、理解できていない点がわからなければ克服のしようがありませんよね。

だからこそ、問題の理解度は過去問を解くたびに記録しておきましょう。

まとめ

どれだけ切れ味の良い包丁でも使い方を間違えれば切れないように、良質の問題集である過去問も解き方を間違えればまったく力はつきません。

また、資格試験の受験生はその多くが勉強に専念できる環境にはなく、過去問の解き方を試行錯誤している暇はないはずです。

だからこそこの記事を読んで過去問の効果的な解き方を知り、合格に近づいていただきたいと思います。

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