こんにちは、 ゆかねぇ (@officeyuka) です。
本番さながらの緊張感で受けることのできる 模擬試験(模試) 。
資格取得を目指すほとんどの方が、なんらかの模擬試験を受けるはずです。
だからこそ「ただ受けるだけ」ではもったいない!
この記事では、これから模擬試験を受ける方のために模擬試験の効果を2倍にも3倍にもする受け方を徹底伝授します!
ここで一気に他の受験生と差をつけましょう!
模擬試験の効果的な受け方:当日編
まずは 模擬試験当日 の効果的な受け方です。
模擬試験は、ほとんどの予備校・専門学校が「会場受験」と「自宅受験」を用意しています。
が、でっっっきるだけ 可能な限り 1回でもいいから 会場受験をすることをオススメします。
ここまで言うのはなぜかというと、会場受験でしかわからないことがたくさんあり、それが本試験に役立つからです。
そこで、会場受験を前提としてさらに効果的な模擬試験の受け方をお伝えします。
本試験の雰囲気を味わう
模擬試験には同じ資格取得を目指す受験生だけがやってきます。
これは本試験のときと同じ。あますところなく本試験の雰囲気を味わいましょう。
「味わう」と言っても酔いしれている場合ではありません。
次のようなことに注意してみてください。
試験開始までの緊張感
模擬試験は本試験とほぼ同じタイムスケジュールで動きますし、試験開始前には監督員の方が本試験とほぼ同じ説明をされます。
ですから、試験開始までに自分がどのように緊張していくのかを把握できれば、緊張をほぐす対策も打てるようになります。
周囲の雑音
自宅や自習室で勉強しているときと違い、試験中には思わぬ雑音が気になったりします。
咳、鉛筆の音、貧乏ゆすり、エアコン、車の騒音…。数え上げればキリがありません。
本試験ではそのようなことがないことを祈るにせよ、最悪のことを考えれば周囲の騒音をあらかじめ体験しておくことは本試験でのダメージを軽減することにつながります。
試験中の頭真っ白具合
会場受験の際に私が一番経験してほしいことが、実はこの「試験中に頭が真っ白になる」という経験です。
どれだけ準備万端で、満を持して試験にのぞんだとしても、試験が始まると「パーーン‼︎」と頭が真っ白になることがあります。
そのくせ後日復習すると「なぜこの問題が解けなかったんだろう」と不思議に思うもの。
この「頭真っ白」は緊張からくるものなのですが、自宅受験ではそこまで緊張感が生まれないので経験できないのです(自宅受験もしたことがあるのでわかります)。
頭真っ白経験を模擬試験でしておけば多少なりとも慣れますから、本試験でより良いパフォーマンスを発揮することができるようになります。
時間配分の感覚をつかむ
会場受験の場合は、時間配分の感覚を意識的につかむようにしましょう。
これは問題を解いている時間だけに限った話ではなく、1日の時間配分をトータルでつかむことがより効果的です。
自宅から会場までの時間
模擬試験の会場と本試験の会場はまず違うと思いますが、可能なら本試験の会場へ向かうのと同じ時間に家を出ることをオススメします。
これは、時間や曜日によって電車の混み具合や乗り継ぎのしやすさが変わるからです。
本試験会場を下見するのも良いですが、模擬試験のときに合わせて行うと「試験までの緊張感の高まり」も合わせて感じられるので良いですよ。
問題の解く順番
「どの科目から解くか」や「計算問題は後回し」など、問題を解く順番は模擬試験でしか試せません。
「全部解いてからマークする」や「科目ごとにマーク」なども同様です。
複数回受験できるなら色々試してみて、自分が一番解きやすい順番を見つけましょう。
トイレに行くタイミング
本試験は(短時間の試験でないかぎり)トイレに行くことができますが、「トイレに行きたくなったから行く」はもったいなさすぎます。
なぜなら、トイレに立つタイミングで深呼吸し、頭をリセットすることができるからです。
科目で区切るのか、時間で区切るのか、そういったタイミングも含めて「トイレに(意図的に)行くタイミング」をつかんでおきましょう。
お昼休みの過ごし方
お昼を挟んだ試験の場合、お昼休みの過ごし方は非常に重要です。
午前中の試験で頭は相当疲れていますから、お昼休みでその疲労を取り除き、午後の試験に向けて気持ちを立て直さなければならないからです。
私は、模擬試験のときから本試験まで昼食の内容までもまったく同じにし、「どれだけ時間がかかるか」や「疲労の回復具合」の感覚をつかんでいました。
試験問題を解いている間だけが模擬試験ではありません。
すべての時間を効果的に利用しましょう。
どうしても会場受験が無理なら
ここまで会場受験をオススメしてきましたが、遠方であったりお仕事の都合だったりでどうしても会場受験ができない場合もあるはずです。
そんなときは、せめて本試験と同じタイムスケジュールで模擬試験を受けてみてください。
そうすれば試験時間中の時間配分だけでもつかむことができますし、「午後からの試験は少し眠くなる」といった感覚もわかります。
「会場受験ができないから」と悲観することなく、できるだけの工夫をして乗り切りましょう。
実際に私は、行政書士試験は自宅受験のみで合格しました。諦める必要はまったくありません!
模擬試験の効果的な受け方:翌日以降編
模擬試験は受けたら終わり、ではありません。
翌日以降の取り組み方次第で、模擬試験の効果はまったく違ったものになってきます。
復習は可能な限り早く!
模擬試験はボリュームもあり1日仕事となるため、疲れて復習が後回しになりがち。翌日は仕事という方も多いでしょう。
気持ちはよくわかります。でも、復習は可能な限り早く行う方が絶対にいいです!
なぜなら、模擬試験は誰もが気合いを入れて受験しているはずですから、試験を受けたときの記憶は予備校で小テストを受けたときとは比較になりません。
だからこそ、記憶が薄れないうちに復習をすることによって記憶の定着が早く深くなるのです。
できれば翌日にはひととおりの復習をすることをオススメします。
情報は一箇所に集約
復習する際、さらにもう一工夫すると模擬試験の効果はさらに高まります。
それは情報を一箇所に集約するということ。
どういうことかというと、自分が間違えたり曖昧だったりした問題の解説なり気づきを、テキストのような常に使っているものに書き込んでいくということです。
試験直前期は、新しい知識を入れるよりも慣れた教材に戻って基本的な項目を確実にしていく方が大切になってきます。
そのときに、あちこちに情報が散らばっていては探すだけで時間が取られますし、頭も整理できません。
最後の最後に「これだけ見れば大丈夫」というものを作り上げるために、模擬試験での気づきは残さず一箇所に集約してきましょう。
結果に一喜一憂しない
模擬試験を受けた翌日以降に最も大切なことは、この結果に一喜一憂しないことだと私は思います。
「合格ラインに達している」と余裕をかましてしまえば足元を救われます。
「こんな点数じゃとてもじゃないけど間に合わない…」と諦めるなんて絶対ダメ!
実は、合格できるかどうかは模擬試験以降で決まると言っても過言ではありません。
本試験までの約3ヶ月間でどこまで頑張れるかが勝負の分かれ目です。
どれだけ結果が良くても悪くても動じないこと。
本試験に合格するのは 頭がいい人 ではなく 最後まで諦めなかった人 だということを忘れないでください。
まとめ
模擬試験の時期になると「いよいよだ」と気持ちが引き締まってくると思います。
すると勉強にも自然と身が入り、知識の吸収度も一気にあがるので模擬試験以降は実力がグーンと伸びる絶好のチャンスです。
せっかくお金を払って受ける模擬試験。できるかぎり効果的に受験して、ぜひ合格をつかみ取ってくださいね!