こんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチの ゆかねぇ (@officeyuka) です。
私は大人になってからのほうがよく泣くようになりました。
子供の頃は我慢強かったし、「感情を表に出すのが恥ずかしい」という気持ちが心のどこかにあって。
とはいえ、このところはすっかり気持ちも安定していたので、「泣くこと」とは無縁の生活を送っていたんです。
でも。
ある日突然来るんだよなぁ、涙ってやつは(苦笑)。
不意に流れ出した曲で号泣
中高と吹奏楽部に所属していたぐらい音楽好きの私でしたが、結婚する前ぐらいからほとんど音楽を聴かなくなりました。
耳がね、受け付けなくなったんです。
音楽に限らずいろんな音を「ノイズ」と感じるようになってしまったというか。
ただ、今でも唯一聴くことがあるのが、週に1回家中のそうじをするとき。
聴いたり聴かなかったりだし、特別聴きたいアーティストもいないので、いつもYouTubeで適当なミックスリストを探してかけてます。
まさに先日もそんな感じでした。
聴くともなしに聴きながら(ときには歌いながら)調子良く床の雑巾掛けなんかをしていたそのとき、ある曲が流れてきました。
アンジェラ・アキさんの「手紙〜拝啓 十五の君へ」です。
アンジェラと言えば弾き語りですよね。
アンジェラ、昔は大好きでアルバムも何枚か持っていたし、よく聴いてもいました。
とはいうものの、当時は「手紙=合唱コンクールの課題曲」というイメージしかなかったので、曲自体にはなんの思い入れもなかったんです。
でもやっぱり懐かしいじゃないですか。
だからつい一緒になって口ずさんでいました(私の耳は数回聴けばある程度「耳コピ」できるぐらい高性能なので覚えてる)。
そしたらね。
急に目頭が熱くなってきて。
「あれ?あれれ?」って思ってる間に「ぶわああぁぁぁぁぁっっっ!!!」って涙が溢れ出してきて。
もう止まらなくなって。最後には嗚咽になって。
ほんと、自分でも「え?え?」って感じだったんですが、仕方ないからひととおり出尽くすまで泣きました、雑巾掛けしながら(笑)。
なんで泣いちゃったんだろ、と思ったけど
突然涙が溢れ出したとき、最初は正直わけがわからなかったんです。
「なんで?今そんなに辛いこともないし、我慢もしてないし、ストレスだって溜まってないのに」
と思って。
でも、そうじが終わってから改めて歌詞を見直してみたら、涙の意味がわかりました。
ほんの一部だけ引用しますね。
負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じ歩けばいいの?
ああ 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうなときは
自分の声を信じ歩けばいいの
アンジェラ・アキ「手紙〜拝啓 十五の君へ」より引用
私は常々「自分らしく生きる人を応援したい」と思っているし、私自身も「自分らしく生きる」を体現していこうと思っています。
でもそんな生き方は、まだまだ世間からすれば「はみ出た生き方」かもしれず。
だから私は心のどこかで、見えない何かと、ずっと「闘って」いて、本当は不安で仕方がなかったのかもしれない。
そして誰かに「大丈夫だよ、そのままでいいんだよ」と言ってほしかったのかもしれない。
そんなとき、アンジェラが歌を届けてくれた。
「自分の声を信じ歩けばいい」と言ってくれた。
きっと私、嬉しかったんです。ほっとしたんです。それで涙が溢れ出たんだな、と。
たまには泣くのもいい
涙を流して気づいたのは「私、ちょっと無理してたのかも」ということ。
無理や我慢って、気づかないからしてしまうわけで(気づいたらやめられる)。
だから泣けて良かったし、嬉しかったです。
たまには泣かなきゃダメだな(笑)。