「ひとり起業」は働き方ではなく生き方。私がひとり起業した4つの理由。

こんにちは、 渡邊 由佳 ( @officeyuka )  です。

「ひとり起業」という言葉は数年前からよく聞かれるようになり、書籍やセミナーもあちこちで見かけるようになりました。

そんな私もひとり起業をした人間なのですが、昔から「いつかひとりで起業してやるぞ!」と息巻いていたわけではありません。

「自分がどう生きたいか」を考え抜いた結果がひとり起業だった、というだけのことです。

そこで今回は、生き方を模索しているすべての方へ「生き方としてのひとり起業」について、私の思いを伝えたいと思います。

ひとり起業とは?

「ひとり起業」という言葉は、辞書やウィキペディアに載っているわけではありませんし、人によって定義も違います。

なので、あくまでも私が思うひとり起業の定義です。

ひとり起業とは、「働き方」ではなく自分らしく生きるための「生き方」である。

私はこれまでに何度も生き方に迷ってきました。おそらく人より多く迷っているはずです。

そしてそのたびに「自分はどう生きたいのか」「どうやったら自分らしく生きられるのか」と問い続け、また迷う、を繰り返してきました。

もがき、苦しみ、やっと見つかった答えが「ひとりで起業し、ひとりで仕事をする」というものだったのです。

ひとり起業には、働き方だけではなく私が望む生き方のすべてが含まれています。

だから「生き方」と定義しました。

私がひとり起業した理由

私がひとり起業をした理由はいくつかありますが、どれも「自分らしく生きたい」という思いを実現するためのものです。

理由① 雇われたくも雇いたくもなかった

私は人間関係から生じるストレスを人より(かなり)過剰に感じる人間です。といっても、実はこのことには本当につい最近気づきました。

決して会社という組織の中でうまく立ち回れなかったわけではなく、むしろ優秀に立ち居振舞うことができた方です(自分でいうのもなんですが)。

でもなぜか、ある日突然ストレスが爆発して会社に居続けられなくなるという経験を何度もしてきました。

そしてそのたびに「私はなんてダメな人間なんだろう」「もっとうまくやらなくちゃ」と自分を責める日々。

ずっと、「自分が未熟だから他人に迷惑をかけている」「もっと成長しなければ」「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」と思っていたんですね。

でも、これ以上自分を追い詰める生き方をしなくてもいいんじゃないかと思うようになりました。

会社に雇われたり、人を雇ったりすることで人間関係が生まれ、ストレスになるなら、その関係をそもそも作らなければいい、という単純思考です。

 

お叱りの声もあるでしょう。

「人は人との関わりの中で成長するんだ」とお説教をくらうこともあるでしょう。

「そんなによくしゃべるのに人間関係苦手なんて意外だわ」と、現実に会ったことがある場合には驚かれるかもしれません。

いや、もういいです。そんなに自分のことをよく見せてまで苦しい思いはしたくありません。

心を乱されることなく、穏やかに生きたいのです。

雇われず、雇いもしないひとり起業は、私が心穏やかに生きるために必然の選択肢でした。

理由② 場所と時間にしばられたくなかった

私は人付き合いにストレスは感じますが、仕事をするのは大好きです。お客様のためならどれだけでも働けます(それが良いことがどうかはわかりませんが)。

なのでずっと「好きなときに、好きな場所で、好きなだけ仕事がしたい」と思っていました。

その思いを決定づけたのは、2017年に今住んでいる 愛知県西尾市 に引っ越してきたことです。

およそ40年間、関西の中でも大都市と言われる場所に住んでいた私にとって、ここでの暮らしは衝撃的とも言えるものでした。

だって、1時間に電車が4本しか来ない、最寄りの大都市(名古屋)に出るのに1時間以上かかるのですから。

おまけに、働こうにも近くに望む仕事がありませんでした。

決して今住んでいるところを批判をしているのではありません(いいところもいっぱいあります)。

ただ、私は思う存分仕事がしたかったのです。だから、これからもずっと住み続けるこの場所で、どうやって仕事をしようかと考えました。

そこで思いついたのが「ひとり起業」でした。

この場所で起業すれば、通勤などに時間を取られることがありませんし、仕事を「ひとり」でするので、極端な話何時から何時まで仕事をしてもいいわけです(実際、朝5時台から仕事をしています)。

「好きな場所で、好きなときに、好きなだけ仕事をする」という生き方を実現するために、「ひとり起業」に行き着いたのは当然のことかもしれません。

理由③ 「自分」という商品で勝負したかった

組織の中にいれば、大きさは違えどやっぱり歯車のひとつです。仮に物を売る仕事をしていても、「〇〇社の△△」という商品を売っているにすぎません。

かつて私は焼き鳥屋で働いていましたが、どれだけお客様が私に会いに来てくださったところで「◯◯屋の私」であり、「◯◯屋の焼き鳥が食べたいから店に来る」という大前提がありました。

捉えようによっては会社に守られているわけですし、安心・安全な生き方です。でも私はその生き方に満足できませんでした。

私が生きて来た人生、持っているスキル、培った考え方、これからの生き様。

全部ひっくるめた「自分」という商品で勝負したかったのです。

誰かと一緒に働けば相乗効果でよりよいアイデア・商品が生まれるかもしれませんが、それでは「自分」という商品ではなくなってしまいます。

たとえ偏ったとしても、それが「自分」。「自分」を掘り下げ、「自分」の価値を高めるために、「ひとり起業」という道を選びました。

理由④ 「直感」や「ワクワク」に従って生きたかった

世の中には「長期的な見通しを立て、それに従って行動できる人」と「直感やワクワクに従って行動した方がうまくいく人」の2通りの人がいると私は思っています。

そして私は、圧倒的に後者の「直感派」です。

ところが、つい最近まで「直感に従って生きるなんて軽すぎる」と思っていましたし、「長期的な目標も立てられず、まして実行もできない自分はダメなんだ」と自分を責めてばかりでした。

そんな「長期的に物事を見られない自分」をなんとかしたくて本を読んだり、人に相談したりしたのですが…。

結果、「私は今まで直感やワクワクに従った方がうまくいってた!そしてこれからもそうやって生きていきたい!」と確信することになりました。

直感に従うとなると時には突拍子もないこともしてしまうので、共に働く人がいた場合に迷惑をかけてしまいます。

また「思いついたら即行動!」となるので、スピードの出せない組織には属せません。

「直感」と「ワクワク」に従って生きるためには、ひとりで起業するしか道がなかったのです。

一度きりの人生だから

私が「ひとり起業」を選んだ理由は、一言で言ってしまえば「自己中心的な生き方がしたかったから」です。

「ありえない」と思う人も多いかもしれません。もしかしたら「羨ましい」と思う人もいるかもしれません。

でも、自分の人生なんです。一度きりの人生なんです。自己中に生きなくてどうするんですか?

自分はどう生きたいのか?とことん考えるのは「今」かもしれません。