こんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチの ゆかねぇ (@officeyuka) です。
強みを活かすって大切だよね!
これからは強みを活かして生きていく!決めた!
強みを活かすことの大切さはわかってる。だから強みを活かして生きていこうと決めた。
それなのに、いつのまにか強みを活かすことを忘れ、自分の強みすら忘れ、元通り。そんな経験はありませんか?
恥ずかしながらかつての私がそうでした。
でも今は違います。それは強みを活かすために足かせとなる「あること」に気付き、手放したから。
そこでこの記事では、「強みを活かす」と決めたときに今すぐ手放すべき3つのことをご紹介します!
「ストレングスコーチになって学んだ」というよりも、自分自身の経験として得たものです。苦しんだからこそ伝えたいのです!
手放すこと① 弱点を克服しようとすること
「強みを活かす」と決めたとき、真っ先に手放すべきは弱点を克服しようとすることです。
私たちは小さな頃からこんな風に教えられて育ってきました。
- 苦手だからって逃げちゃダメ。ちゃんとできるようになるまでやりなさい!
- 弱点を克服するために一生懸命努力する姿こそ美しいんだ!
- 平均点以下の科目があったら卒業できないよ!(だから勉強しなさい)
- 出世するためには一通りのことができるようにならないと!
もはや洗脳レベルと言ってもいいぐらい「弱点は克服しなければならない」と言われ続けてきたのです。
この環境なら、無意識のうちに「できない自分」に目が行き、「できるようにならないと」と頑張ってしまうのは致し方ない、のかもしれません。
だ・か・ら!だからこそ、思いきって「弱点を克服する」という気持ちを捨てるねん!!
思わず普段の関西弁になってしまいましたが(笑)、そうなのです。
人は、慣れているほうに体が動きます。
「強みを活かす」より「弱点を克服する」ほうに体が慣れているからこそ、思いきって弱点を克服する気持ちを手放す必要があるのです。
本当に、本当に弱点を克服しなくていいの?
そう思うのも無理はありませんが、いいんです!
ストレングスファインダー(クリフトンストレングス)は、そもそも「一人ひとりが持つ強みに着目して伸ばし、弱点は成功の妨げとならないよう管理する」という考えに基づいています。
弱点の克服には時間もかかるし苦痛でしかありません。しかも、「克服」と言ったところでせいぜい平均点までいけば上等でしょう。
そんな苦行のようなことをするぐらいなら、自分自身が元々得意なこと、できること、本来持っている才能に磨きをかけた方が成功するに決まっているんです。
弱点は、成功を妨げるようなら「管理」が必要なだけ。
強みを活かすと決めたのなら、弱点を克服することに時間と労力を割いている暇はないのです。
手放すこと② 一般論
「強みを活かす」と決めたとき、手強いながらも手放すべきは一般論です。
一般論とは次のようなもの。
- 一度始めたのなら最後までやり抜くことが大切
- 何事もコツコツと
- 継続は力なり
- よく考えてから行動しよう
- 他人の立場に立って考えよう
- まずは計画を立ててから
どれも間違ったことは言っていないし、納得することばかり。
でも実は、これらの一般論が強みを活かすことを妨げてしまうこともあるのです。
たとえば、好奇心旺盛な学習欲という強みを持つ場合。
新しいことにどんどん目がいく学習欲は、ともするとそれまでやってきたことを「ポイ」と投げ出して次へ行ってしまうことがあります(つまり飽きっぽい)。
そんな学習欲が「やり始めたからには最後までやり抜かないと」と、興味を失ったことに関わり続けたらどうなるでしょう。
学習欲の持つ良さが消え、精気のない目で日々を過ごすことになるのは目に見えています。
つまり、一般的に「続けること、最後までやること」は良いとされていますが、学習欲という強みを活かしていくにあたっては妨げにしかならないのです。
学習欲さんは飽きてもOK!好奇心にフタをせず、どんどん新しいことをやっていけばいいんです!
もうひとつ、「行動こそ正義」の活発性という強みを持つ場合。
とにかくやり始めたい、行動に移したい活発性は、考える前に体が動いてしまうことが多いです。
そんな活発性が「いや、よく考えてから行動しないとな」と思い直し、じっと考え始めたらどうなるでしょう。
やはり活発性の持つ良さが消え、動けないストレスから爆発さえしてしまうかもしれません。
ここでも、一般的に良いとされている「よく考えてから行動すること」が、活発性という強みを活かしていくにあたって邪魔をしているのです。
活発性さんは走りながら考えればOK!その行動力は周囲にエネルギーを与えます!
このように、それぞれの強みには「強みを発揮できる場所や場面」があり、えてして一般論とは相容れません。
考えてみれば、強みとはその人にしかない唯一無二のもの。誰にでも当てはまるような一般論は強みの発揮を妨げるものでしかないのです。
とはいえ一般論を手放すことは、もしかしたら弱点を克服しようとする気持ちを手放すより勇気がいるかもしれません。
なぜならそこには「他人の目」が存在し、「一般論に当てはまらないことをしたらどう思われるかな」という気持ちが心のどこかにあるからです。
それでも私は、強みを活かすと決めたなら一般論こそ手放してほしい。
だって、その他大勢の一人になるために強みを活かすわけではないのです。
手放すこと③ 突き抜けることを恐れる気持ち
「強みを活かす」と決めたとき、最後に手放すべきは突き抜けることを恐れる気持ちです。
「出る杭は打たれる」ということわざもあるぐらい、私たちは一歩抜きん出ることに対して恐れにも近い感情を抱いているように思います。
でも裏を返せば、誰もが心のどこかで「突き抜けている人に憧れ、羨ましいと思う気持ち」を持っているのではないでしょうか。
羨ましいからこそ足を引っ張りたくなり、あらゆる手段を使って突き抜けないように邪魔をするのではないでしょうか。
もう!そんなしょーもないことに手をとられている場合ちゃう!
そう。何度もお伝えしているように、強みとはその人にしかない唯一無二のもの。
強みを活かそうとするなら、どうしたって突き抜けていくのです。
心配しなくても、他人は他人で誰もがその人にしかない強みを持っています。その強みを活かしていくかどうかはその人次第です。
だから安心して「自分は自分の強みを活かして突き抜けていく」と決めてください。
その瞬間、足を引っ張る人間は周囲からいなくなるはずです。
まとめ
「強みを活かす」というのはまだまだ浸透していない考え方だからこそ、他人からの圧力だけでなく自分自身の考え方そのものを大きく変えていく必要があります。
最初はしんどいかもしれません。後戻りしてしまうかもしれません。
でも少しずつでいいので、強みを活かす妨げとなるものを手放していってください。
そうすればきっと、これまでよりずっと生きやすくなるはずです。