こんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチ・社会保険労務士の ゆかねぇ (@officeyuka) です。
ストレングスファインダー34の資質のひとつである「自己確信」。
「自己確信」という資質名だけ見ると「自信満々そう」といったイメージがわきますが、はたして本当にそれだけでしょうか。
この記事では 自己確信 について特徴や活かし方を詳しく解説していきます。
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自己確信のキーワードは自信、ではなく「直感」だと思っています。自分が正しい方向に進んでいることが直感的にわかるからこそ自信があるのです!
自己確信の特徴
「自己確信」は、ストレングスファインダー34のうち「影響力」に分類される資質です。
さっそく 自己確信 の特徴を見ていきましょう。
自己確信の英語名
自己確信 の英語名は「Self-Assurance」です。
Assurance だけでもすでに「自信、確信」の意味がありますが、さらに「自分、自己」を意味する Self がついています。
このことから「自分に対する圧倒的な自信、信頼がある」というイメージでとらえていただくと良いでしょう。
自己確信の本質
自己確信 の本質には自分の能力と判断力に対する絶対的な自信があります。
これは単なる自信ではありません。
なぜなら「自分は絶対にできる」という自分の能力を信じているだけでなく、「自分は正しい方向に進んでいる」ということが直感的にわかるからです。
そのさまはまるで身体のなかに羅針盤を備えているかのよう。
だからリスクのある道でも自信を持って前進します。
他人にも自信を与え、皆を引っ張っていくことができます。
自分を信じ、どんな困難があろうとも道を切り開いていく。
自己確信さんにとって自分の運命は自分で切り開いていくものなのです。
自己確信を上位に持つ場合の行動
自己確信 を上位に持つ場合、自分の能力と判断力に自信を持っているので「自分は絶対できる」と確信しています。
そのためにリスクがある道でも前進できるし、新しいことにもどんどん挑戦できます。
先の見えない混乱した状況にあっても「自分が何をすべきか」が判断できます。
不確定要素が多いなかでも決定を下すことができます。
「なぜこんなにも圧倒的な自信があるのか」と周囲の人は羨み、一方で不思議に思うかもしれません。
実は自己確信さんの自信には根拠はあまりありません(と柔らかい表現をしましたが、ぶっちゃけ根拠はありません)。
ただ「自分ならなんとかできる」と本能的にわかっているのです。自分が進むべき道が、今何をすべきかが直感的にわかるのです。
いわば魂レベルでわかっているとでも言えば良いでしょうか。そりゃ強いに決まっています。ブレるわけがありません。
だからその自信に周囲の人々は魅了され、気がつけば「自分たちも」と成長していくんですよね。
また自己確信さんは自分の運命は自分の手で切り開きたいと強く強く思っています。
そのため未知の世界へも臆せず飛び込んでいくことができる一方、他人から指図などのコントロールを受けることを非常に嫌う面があります。
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ちなみに自己確信は指令性と並んで世界的にもTOP5に持っている人が一番少ないレア資質です。周囲を見渡してみても納得ではないでしょうか(ここまで自信に満ちた人はなかなかいないので)。
自己確信が弱みとして働くと…
どの資質もうまく使えているときは良いのですが、使い方を間違えると弱みとして働き、妨げになってしまうことがあります。
自己確信 が弱みとして働くと、傲慢で自信過剰になってしまうことがあります。
また「自分が絶対正しい」と思うがあまり、人の意見を聞かなかったり頑固になってしまうことも。
何事も100%の正しさはない、ということは頭の片隅にでも留めておいておくと良いかもしれませんね。
とはいえ弱みは、自分の成長を阻害したり他人に迷惑をかけていなければ、基本的に気にしなくてよいと私は考えています。
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弱みとして働くことを恐れるあまり、資質が持つ素晴らしい強みが消されてしまっては本末転倒ですからね!
自己確信の活かし方
自己確信 の特徴を知ったら、次は実際に仕事や生活に活かして「強み」にまで磨き上げていくことが大切。
そこでここからは、自己確信 の活かし方を見ていきます。
自己確信を持っている人が身近にいる場合
自己確信 を上位に持っている人が身近にいる場合、何かお願いすることがあったら完全に任せてしまいましょう。
そもそも指図など必要ないですし「されたくない」と思っているのが自己確信さん。
「あとは任せた」「よろしく頼む」と言っておけば意気揚々とやり遂げてくれるはずです。
また自己確信さんが真に力を発揮するのは、混沌としている状況やまったく新しい道を切り開かなければいけない場面です。
誰もが不安を覚えても、自己確信さんは内なる声に従って決断を下し、前に進んでいきます。
ですので誰もやったことのないようなプロジェクトやルールさえ定まっていないビジネスなど、多くの決断を下さなければいけないときにはぜひ自己確信さんの力を借りてみてくださいね。
自己確信はこう活かす!
自分自身が 自己確信 の才能を強く持っている場合、活かすには次のような方法があります。
活かし方① 他人の自信を認めてあげる
自己確信さんにとっては信じられないことかもしれませんが、世の中には自分の能力や決断に自信を持てない人がたくさんいます。
そんな人たちに対し「もちろんあなたにもできるよ!」と自信を認めてあげてほしいのです。
自ら道を切り開いてきた経験が豊富な自己確信さんは、相手の失敗より成功をよく覚えています(というより失敗は単なる成功への一歩でしかと考えているかもしれません)。
その成功事例を相手に伝え、勇気づけてあげてください。
そうすれば相手は「自分にだってできるのだ」と自信を持つことができます。
自信に満ちあふれた自己確信さんの言葉は他人の自信を強め、一歩踏み出す勇気をもたらします。
だからその自信でどんどん背中を押してあげてくださいね。
活かし方② 時には弱さを見せる
「時には弱さを見せろ、だと…?」
自己確信さんからはこんな声が聞こえてきそうです。
でもあえてお伝えしたい。時には弱さを見せることをやってみてください。
自己確信さんは過去にいろんな失敗や過ち、悔しい思いを経験し乗り越えてきたからこそ「どんな困難も自分は乗り越えることができる」という揺るぎない自信を手にしているはずです。
つまり今の強さはかつての弱さがあったからこそ。
そのことを周囲に伝える(アピールではなく)だけで一気に距離が近くなります。「この人も自分たちと同じ人間なんだ」と親近感を持ってもらえます。
その結果みんなは「いつかは自己確信さんのようになれるかも」と自信を持つでしょうし、いざというときについてきてくれるようにもなります。
本当に強い人は自分の弱さを知っている人。
そして自己確信さんは本当の強さを持っている人です。
だからこそ時には自分のため、周囲のために弱さを見せてみてくださいね。
活かし方③ どんなときも自分を信じて!
ここまでずっと、自己確信さんの確固たる自信についてお話をしてきました。
とはいえさすがの自己確信さんだって人間です。ときには自信にかげりが生じることもあれば「この判断は正しいのだろうか」と迷うこともあるでしょう。
そんなときは過去の成功体験を思い出してみてください。
自分の判断が正しかったこと、道なき道を切り開いてきたこと、自分を信じたからこそ成し得たこと…。
どれも自己確信さんだからこそできたことであり、自己確信さんでなければできなかったことばかりです。
このような成功体験を思い出せば自信が蘇ってくるのは時間の問題。そして再び絶対的な自信を持って前に進んでいけるはずです。
忘れないでください。
根拠があろうとなかろうと、自己確信さんの自信は本物であり、信じているものは本物です。
だから大丈夫。どんなときも自分を信じて、力強く前に進んでいってくださいね!
まとめ
ストレングスファインダー34の資質に優劣はなく、どれも素晴らしいものばかり。
その中で「自己確信」という資質は、自分の才能と判断力を信じて道を切り開いていくことのできる素晴らしい才能です。
ぜひその才能を理解し、磨き上げることで、自分自身の生き方や他人との関係作りに役立てていってくださいね!
ギャラップ認定ストレングスコーチ、 ゆかねぇ (@officeyuka) でした。
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自己確信について Youtube でも解説しています。音声のほうが理解しやすい方はこちらもご覧ください。
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