こんにちは、ギャラップ認定ストレングスコーチの ゆかねぇ (@officeyuka) です。
ストレングスファインダー34の資質のひとつである「学習欲」。
「学習欲」という資質名だけ見ると「なんかものすごく勉強好きそう…」というイメージですが、実際のところはどんな資質かよくわかりませんよね。
そこでこの記事では、「学習欲」について特徴や活かし方を詳しく解説していきます。
学習欲のキーワードはズバリ「好奇心」!好奇心がすべての源なんです!
学習欲の特徴
「学習欲」は、ストレングスファインダー34のうち「戦略的思考力」に分類される資質です。
さっそく 学習欲 の特徴を見ていきましょう。
学習欲の英語名
学習欲 の英語名は「Learner」です。
「Learner」をそのまま日本語に訳すと「学習者」となるので、 「『学びたい』という欲求を持った人」というイメージでとらえていただくとわかりやすいでしょう。
学習欲の本質
学習欲 の本質には「知りたい」という強い強い欲求があります。
自分が知らないことや興味を持ったことについて「知りたい!」と思うから学ぶのです。
そのあくなき向上心と学習に対する貪欲さは、他の資質の追随を許しません。
ちなみに学習欲は、ストレングスファインダーを受けた日本人のうち、TOP5に持っていた割合が3番目に多い資質です。
学習欲を上位に持つ場合の行動
学習欲を上位に持つ場合、「学ぶことそのもの」や「学ぶプロセス」に心を惹かれることが多いです。
そのため、時には学ぶこと自体が目的となり、「あれ?なんのために学んでたんだっけ?」というように目的と手段がひっくり返ってしまうことも。
また、ひとくちに「学ぶ」と言っても、その学びかたは人それぞれです。単純に「勉強=学ぶ」ではなく、次のようにいろんな学びかたがあります。
- 本を読み、歴史や過去を知ることで学ぶ
- 常に新しいものに触れることで学ぶ
- 他の人と会話をすることで学ぶ
- 他の人に教えることで学ぶ
- 自分自身が経験することで学ぶ
- リーダーとなることで学ぶ
もちろん、なんでもかんでも知りたいわけではなく「興味のあることを知りたい」が大前提。
そのため「面白そう!」と思ったことに片っ端から首を突っ込む場合もあれば、一つの分野をとことん極める場合もあります。
資質は他の上位資質と組み合わさって働くので、人によって現れ方が違うのです。そしてそれこそが「個性」なんですよね!
学習欲が弱みとして働くと…
どの資質もうまく使えているときは良いのですが、使い方を間違えると弱みとして働き、妨げになってしまうことがあります。
学習欲が弱みとして働くと、学ぶプロセスを楽しむあまり成果が伴わないことがあります。
たとえば資格試験の勉強が楽しくて深掘りしてしまい、「資格を取得する」という成果が二の次になってしまったり。
また、好奇心が旺盛なので興味の対象が次々移ってしまい、一つのことが長続きしない(飽きっぽい)こともあります。
とはいえ弱みは、自分の成長を阻害したり他人に迷惑をかけていなければ、基本的に気にしなくてよいと私は考えています。
弱みとして働くことを恐れるあまり、資質が持つ素晴らしい強みが消されてしまっては本末転倒ですからね!
学習欲の活かし方
学習欲 の特徴を知ったら、次は実際に仕事や生活に活かして「強み」にまで磨き上げていくことが大切。
そこでここからは、学習欲 の活かし方を見ていきます。
学習欲はこう活かす!
学習欲 を活かすには次のような方法があります。
活かし方① 常に学べる環境に身を置く
学習欲を上位に持っている場合、「何かを学んでいないと死んでしまう…」と言っても大袈裟ではないほどの向上心があります。
ですから、常に学べる環境に身を置いて学習欲を満たしてあげることが大切です。
もし仕事で学びの機会がないなら、プライベートでももちろんOK。
意識的に学びの時間を確保し、自分自身を向上させ、成長の喜びを感じていきましょう。
活かし方② 好奇心にフタをしない
冒頭で「学習欲のキーワードは好奇心!」とお伝えしました。それぐらい好奇心は学習欲を突き動かす大きなエネルギーです。
だからこそ、自分の好奇心には絶対にフタをしないこと!
そんなことを言っても生活もあるし、家族にも迷惑がかかるし、好奇心のままに行動なんてできないよ…
それって自分勝手なだけじゃないの?他人にどう思われるかも怖いし…
気持ちはよ〜くわかります。
でも「面白そう!知りたい!学びたい!」という好奇心を押さえ込んでしまっては、学習欲がしょんぼりするだけでなく自分らしさまで失われてしまいます。
なにも「明日仕事を辞めて好きなことを学ぶ」ことをオススメしているわけではありません。
ただ、すぐには行動に移せなくても、好奇心という「心」の動きを止めないことが学習欲を活かすうえで大切です。
活かし方③ 飽きっぽくてOK!どんどんやろう!
学習欲は「新しもん好き」なので、興味の対象が次々と移ってしまう結果「飽きっぽい」と評されることがあります(自覚している場合もあります)。
その飽きっぽさ、全然OK!どんどん次へ行きましょう!
こう言うと「え?ほんとにいいの?」と思われるかもしれませんが、私はそうは思いません。
学習欲はどんなことからでも学びを得ます。たとえすぐやめてしまっても、得た知識や経験は残ります。
ということは、その一つひとつは小さな「点」であっても、あるときすべてがつながって「線」になるのです!(かのスティーブ・ジョブズもそう言っていました)。
だから大丈夫!
「続けること」にこだわらず、飽きっぽくても自分の心に従ってどんどん進んでいくことが学習欲をイキイキとさせる秘訣です。
学習欲を持っている人が身近にいる場合
学習欲を上位に持っている人が身近にいる場合、本人の好奇心のままに行動させてあげることが一番です。
「やりたい」と言えばやらせてあげ、「行きたい」と言えば行かせてあげる。
端から見ると無謀に思えたり「どうせすぐ飽きるんでしょ」と思ってしまったりするかもしれませんが、学習欲にとってはすべては学び。
ぜひ学習欲が持つ好奇心を、周囲からもフタをしないようにしていただきたいです。
反対に、学習欲はどうしても学びのプロセスそのものが好きなので、成果から道がそれてしまいがち。
そのため、具体的な成果が求められるときには「プロセス→成果」に意識を向けるよう働きかけてあげることは必要でしょう。
まとめ
ストレングスファインダー34の資質に優劣はなく、どれも素晴らしいものばかり。
その中で「学習欲」という資質は、誰かに何も言われなくても勝手にアップデートしていくぐらい、学ぶことが大好きな素晴らしい才能です。
ぜひその才能を理解し、磨き上げることで、自分自身の生き方や他人との関係作りに役立てていってくださいね!
ギャラップ認定ストレングスコーチ、 ゆかねぇ (@officeyuka) でした。